「練習すると上手くなる喜び」が本質
「『電車でGO』の面白さは、練習すると成果が出るっていうところですね。最初は難しいと思うけれども、何度かやっていくうちにだんだん上手くなります。操作形態がいくつか用意してあって、チュートリアルでは簡単に操作してもらえるようなシンプルな操作方法になります」
チュートリアルでは、ナビゲーター役の二葉ちゃんが運転手順をアドバイスしてくれる。チュートリアル含めデフォルトの設定ではのアクセル操作は左スティックを前に倒すと進み、手前に倒すとブレーキとなる。これは実際の操作とは逆だけど、オプション設定で変更できる。鉄道に詳しくないゲームプレイヤーにとって、「前に倒せば前に進む」が正しい感覚だ。
戸閉灯の確認はゲームセンターだとタッチパネルを触る。しかしテレビにタッチパネルはないからボタン操作になった。なお、3月18日に発売予定のニンテンドーSwitch版はタッチパネルも使えるという。
「ゲームセンターだと大型筐体で3画面なんですけれども、家庭用ゲームなのでひとつの画面に収まるようにデザインを再設計しています」
新路線は? 専用コントローラーは?
山手線の内回りを運転したら、外回りも運転したい。ゲームセンター版では大阪や名古屋の路線もある。山手線内回りを発売した直後で恐縮しつつ、次なる展開もきいてみた。
「外回り運転の開発予定は今のところないです。内回り用のデータを使って外回りを作ると、単純に景色が裏返ってしまいますので……。外回りを始め、他の路線をやりたいというご要望が多いことも存じております。個人的には大阪環状線もやりたいし、中央本線で東京から名古屋までとか、相当長いですけど(笑)」
第2弾の制作は今作の売り上げ次第、ということらしい。ただビックリマークひとつの『電車でGO!』は好調で、多くの路線が作られた。期待したいところだ。
ところで、専用コントローラーはどうか。かなりマニアックだから高価でも売れそうだ。
「作りたいという話は出たんですけれども、コロナ禍で打ち合わせができないとか、部品がもう手に入らないとか、タイミングが合いませんでした」