【4位 新選組!(2004年 主演:香取慎吾)439点】
脚本は三谷幸喜。2000年代の放送から15年以上が経った今でも、色あせることのない新選組局長・近藤勇とその仲間たちの青春ドラマだ。
主演をつとめた香取は当時27歳。土方歳三役の山本耕史、沖田総司役の藤原竜也、斎藤一役のオダギリジョーら、ほぼ同年代の役者が演じた。放送開始当初は「役者が若すぎてリアリティーがない」といった批判もあったというが、三谷・香取タッグに期待して観始めた人も多かったようだ。
「SMAPが大好きで、香取慎吾さんが主役ということで観始めました。三谷幸喜さんとのタッグの作品も大好きでしたので、とても期待していました」(52・女性)
「三谷さんの作品をとても楽しみにしていて、『新選組!』以来幕末にハマり、いつの間にか歴史が好きになりました」(28・女性)
「香取慎吾さんがどんどん近藤勇に見えていく迫真の演技が印象的でした。ずっと心に残る名作です。オープニングの曲も素晴らしかった」(49・女性)
「『ごくせん』『ROOKIES』と並ぶ『スター誕生』的な快作だったと思う」(57・男性)
殺戮集団ともいわれる新選組だけに、「死」が頻繁に描かれ、それが生への讃歌につながっていく。勇とともに局長を務めた芹沢鴨(佐藤浩市)暗殺と、総長・山南敬助(堺雅人)の切腹シーン、そして時代に翻弄された新選組の末路といえる近藤の死に涙したというコメントが多く寄せられた。
「剣術の修行を積んだ試衛館の仲間との友情、そして悲しい結末を三谷幸喜脚本が見事に表現していました」(49・女性)
「幕末の熱い物語が感動的であちこちのシーンで泣いた。特に歳三と対立し脱走を企てるものの、捕らえられた山南敬助の切腹シーンは何回観ても泣ける」(50・女性)
「山南の切腹後に近藤と土方が泣くシーンや、時代に取り残されてもひたむきに意志を貫いた近藤の最期の言葉『トシ……』を思い出すだけで泣けてきます」(60・女性)