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【1位 真田丸(2016年 主演:堺雅人)647点】

 堂々の1位は、『真田丸』。1614年に始まる大坂の陣で豊臣家のために徳川家と対峙した武将・真田信繁(幸村)を演じた堺雅人は、大河ドラマ3作目の出演。脚本を手がけた三谷幸喜とは、4位にランクインした『新選組!』以来のタッグだった。

『真田丸』は大河ドラマ3作目の出演に ©文藝春秋

 舞台は戦国時代末期の信濃・上野の国。父の昌幸(草刈正雄)、兄の信幸(大泉洋)をはじめ、演技派の豪華俳優陣が名演・怪演を繰り出し、名セリフも生まれた。

「『半沢直樹』に負けない熱さがありました!」(41・男性)
「天才軍師の父・草刈正雄、才気煥発な弟・堺雅人に対してコンプレックスを感じる真面目な兄・大泉洋。そういうホームドラマの側面を見せつつ、史実と違う展開になるかもしれないと思わせる三谷幸喜の脚本がマッチした未曽有の作品でした」(66・男性)
「ユーモアがあってキャストも良かった。人物のキャラクターが立っている。『黙れ、小童(こわっぱ)!』『おのおの抜かりなく!』……堅苦しくない『口語体』のセリフにも親しみが持てました」(38・女性)
「真田昌幸が、豊臣秀吉と徳川家康どちらが天下を取っても家名を残そうとしたところが好きです」(52・男性)
「幸村の『望みを捨てぬ者だけに道は開ける』という言葉に励まされた」(55・女性)

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天才軍師の父・昌幸を演じた草刈正雄 ©文藝春秋

 昨年急逝した竹内結子さんを悼む声も多かった。

「亡くなった竹内結子さん演じる茶々は、美しく小悪魔的で気丈。実際こんな人だったんじゃないかと思わせる素晴らしい演技でした」(32・女性)
「竹内結子の茶々さまが忘れられない。三谷幸喜作品のほんの少し笑える要素が素晴らしい」(43・男性)

竹内結子さん ©getty

 最終回放送後、『真田丸』の期間平均視聴率は過去5年の大河1位を記録(16.6%)。有終の美を飾った。(関東地区、ビデオリサーチ調べ)

(【続き】『独眼竜政宗』『おんな城主 直虎』『八重の桜』は何位……? 6~20位も公開中!

 

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