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島耕作がビジネスランチで利用した
菊地さんは「港屋」のそばを閃いてから、メニューや食材、厨房の仕様や店のデザインまで、すべてのことに独学で答えを出して作っていったのだ。お客さんはその創作作品をありがたくいただいているというわけである。
――店内に島耕作の絵が飾られていますけど……。
菊地 漫画「島耕作」に登場させて頂きました。弘兼憲史先生が、いらしてくださいまして、物語の中でも大切な場面で、ビジネスランチする場所として描いてくださいました。
――「こだわり」が大きいから、お客さんとは距離をおいてる感じがしますよね?
菊地 いえいえ、お客さんともよく話をしますよ(笑)。毎日のルーティンワークはニュース番組をチェックすること。話題に困らないようにです。
――港屋は今後、どんな店をめざすのでしょうか?
菊地 田んぼや畑を手に入れて米やそばも作りたい。米文化にもっと貢献したいし、そばももっと知りたい。パティシエが作るケーキのように、「港屋」のそばにちゃんとした名前を付けて「商標」として後世に残していきたい。そんなことをいつも真剣に考えています。
INFORMATION
港屋
東京都港区西新橋3-1-10
営業時間
11:30~17:00 17:30~20:00
定休日
土日祝