C:冷静沈着コンピュータタイプ
つねに冷静、的確、理性的。刑事ドラマ「相棒」の杉下右京を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。感情や本能に流されず、余計な価値観にまどわされることが少ないので、「家族の頭脳」として何かと頼りになります。
反面、クールすぎるのが玉にキズ。ユーモアに欠けていたり、ママや子どもの話に共感するのが下手だったりというのが最大の欠点です。
ママが愚痴を漏らしたとき、「要するに」とか「つまり」とかいう言葉で、ママの言いたいことを短くまとめてしまいます。さらに、最短時間で最大効果を求めるクセがありますから、「だったら○○すればいいじゃない」と的確すぎるひと言で話を終わらせてしまったりします。
すると、ママは「もっと話したいことがあるのに!」とか「私の気持ちをわかってもらえない!」などと欲求不満を募らせます。しかしこのタイプのパパは、そういうことがうまく理解できません。「僕は最善の答えを提案したのに、それがわからないなんて、キミがおかしいんじゃないか?」となってしまうのです。
このタイプにはあまり「上手に話を聞いてもらう」ことを期待しない方が、かえってうまく家庭が回る可能性があります。
D:天真爛漫わんぱく坊主タイプ
好奇心旺盛で直感的、創造力がたくましく、「いくつになっても子どもみたい」と言われるやんちゃなタイプのパパです。映画の「インディ・ジョーンズ」とか「釣りバカ日誌」のハマちゃんをイメージするとわかりやすいでしょう。
子どもにしてみれば最高のパパです。いろんな遊びを知っているし、自分と同じ視点で楽しみながら遊んでくれます。何事にも興味を示し、挑戦する姿勢は子どもにとってもいい影響を与えることでしょう。
一方で、他人に対する配慮に欠け、自己チューになりがちという短所も。ガマンも苦手です。子どもの欲しがるおもちゃをすぐに買い与えてしまうのもこのタイプ。ママからしてみれば、もう一人大きな子どもがいるような感覚かもしれません。
しかしこのタイプのパパは、少々叱ってもいつまでも凹んだり、卑屈になったり、復讐を企てたりしないのがいいところ。それに、ほめればほめるほど伸びやすいのも特徴です。父親というよりは、「名誉長男」だと思うとちょうどいいかもしれません。