A:厳格律儀カミナリオヤジタイプ
ひと言で言えば、昔ながらの頑固オヤジタイプ。今どき珍しい、どちらかというと旧型のパパです。「サザエさん」の磯野波平を思い浮かべるとわかりやすいかもしれません。
曲がったことが大嫌いで、義理人情にも厚く、頼りがいがあるところが最大の長所。「一家の大黒柱」という存在としては申し分ありません。
一方で、融通が利かなかったり頑固だったりするので、ちょっぴり扱いにくいのが難点。自分自身が厳しい価値観に基づいて生きているため、他人に対しても厳しく接してしまいがち。それが、ママに対しては批判、子どもに対しては叱責という形で表れやすく、現代の家庭の中では煙たがられることもあります。
「父親の威厳」を大切にするので、ときどきヨイショも必要で、実は結構手がかかります。パパがこのタイプの場合、家族の「名誉リーダー」としての地位を与えると、おさまりがよくなります。
B:母性優先二人目ママタイプ
世話好きで、思いやりがあります。人の話を聴くのが上手で、ほめ上手。みんなから好かれます。尾木ママのイメージです。このタイプのパパがパートナーなら、一般的な男女の役割意識にとらわれず、自由な発想で夫婦の役割分担を決めることができるはずです。
ママがやろうとしていることを先回りしてやってくれちゃったりするのもありがたいのですが、ともすると「おうちの中にママが二人」みたいになってしまうこともあります。また、面倒見がよすぎるため、子どもを甘やかしてしまうこともあります。
そこで、「お願いされたことはやってあげたくなっちゃう」という特徴を利用します。「ちょっと厳しさが足りないな」と思うなら、「時には、子どもの前で厳しさを見せてほしい」などとお願いしてみるのもいいでしょう。