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姉宛の年賀状を庭に埋めていた…鳥居みゆきが語る「コンプレックスとの折り合いのつけ方」

姉宛の年賀状を庭に埋めていた…鳥居みゆきが語る「コンプレックスとの折り合いのつけ方」

鳥居みゆきさんインタビュー #3

2021/02/23

モヤモヤは一回解決しないと先に進めない

――鳥居さん「生きづらい」とおっしゃるけど、人生の折り合いのつけ方はとても上手な気がします。

鳥居 ほんとですか。

――モヤモヤをちゃんと一回解決してから前に進んでいる。

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鳥居 そうなんですよ、解決しないと進めないですよ。

――先に進めない(笑)。

鳥居 だから今自分の中で問題になってることや社会で気になってることを、単独ライブでいっかい解消して。じゃないと次のテーマに進めないので、だから絶対に早くやりたい。

 

――「男だったらよかったな」って思ったことありますか。

鳥居 男だったら? ないですね。みんな早く人間としてみるようになってほしいとは思う。

――性別ではなく。

鳥居 うん。性別で分けるのって結局、肌の色で分けるとか、国で分けるとかと一緒じゃないですか。だからいらないと思う。

 みんな一回のっぺらぼうになったら心で会話できるのになって思う。でもみんなそこに絵を描くでしょう、のっぺらぼうになったら。

――そうかもしれない。

鳥居 それで個性を出すんでしょう。結局一緒なんですよ。

写真=榎本麻美/文藝春秋

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