カプセルから“意外な商品”が飛び出すのがガチャガチャの魅力。その中でも、大人っぽい「セクシーなガチャ」が出てくることもある。
『昭和レトロガチャ 最強コレクション』の著者で、10万点のガチャガチャ・コレクションを持つ仙台拠点のタレント、ワッキー貝山氏(50)に、ちょっと大人っぽい「『謎のセクシーガチャ』ベスト50」を選んでもらった。
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50位「ちょいメタボなドロンジョ様消し」
「『ヤッターマン』(フジテレビ系、1977年~1979年)の悪役ヒロイン、ドロンジョのガチャです。公式設定によると身長は173センチで24歳なのだそうですが、このガチャはメタボ気味で、そうは見えないのが難点です。それでも人気があり、当時の子どもたちはドロンジョだけではなく、ボヤッキーやトンズラーなどコンプを目指してガチャを回していました」(ワッキー貝山氏、以下同)1977年、20円、今野産業製
49位「LOVE鍵」
「南京錠に『LOVE』と刻印されているだけのガチャ。おしゃれアイテムの一つだったのでしょう。これをカバンなどに下げて、恋人たちとの絆を強くしようとしたのかも…」1983年、50円、コスモス製
48位「手錠 あれこれ」
「手錠がアクセサリー感覚でキーホルダーにもなるというガチャです。簡単に外れるため、松田優作さんのテレビドラマ『探偵物語』(日本テレビ系、1979年~1980年)ごっこやルパン三世ごっこなどをする時に使いました」1980年、20円、コスモス製
47位「小便小僧の水鉄砲」
「なぜかピンク色の小便小僧。堂々とした姿で放尿する男児から水が出てくる仕組み。水が出てくるチューブが丸見えです」1981年、20円、ビュー製
46位「一輪車スタンプ台紙のレオタード女子」
「ガチャは見た通りの商品ですが、台紙のイラストは高千穂遙さんのSF小説のアニメ化『ダーティペア』(日テレ系、1985年)で、女子プロレスのビューティ・ペアから着想を得たそうです」1980年代前半、コスモス製