昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「髪を切られ、防腐剤を口に…」女子バレー発“イジメ告発連鎖”が止まらない K-POPアイドルは法的対応予告

2021/03/02

 十数年前の学生時代のいじめ事件を暴露する、いわゆる「いじめ#MeToo」が韓国のスポーツ界を越えて芸能界を揺るがしている。

 韓国社会を騒がせた女子バレーボール界のいじめ論争を発端に、男子バレーボール、プロサッカーなどのスポーツ界を越え、今ではK-POPアイドルと韓流スターまで、「いじめ#MeToo」の波に飲み込まれているのだ。

 発端となったのは、韓国女子バレーボールの強豪「興国生命」の姉妹に対するネット民からの暴露だった。

双子姉妹の韓国のバレーボール選手、イ・ジェヨン(左)とイ・ダヨン ©共同通信社

女子バレーの人気を底上げした双子の姉妹

 1996年生まれの双子の姉妹、イ・ジェヨン(レフト)とイ・ダヨン(セッター)は、1988年ソウル五輪当時、女子バレーボール韓国代表チームの主力セッターだった母親と元陸上国家代表だった父親を持つスポーツ名門家出身。本人たちもユース時代からずっと国家代表に抜擢されてきた最高レベルの選手だ。

 その上、美貌とスター性まで兼ね備えた双子の姉妹は、テレビ番組にも頻繁に登場して広告にも引っ張りだこ。所属チームはもちろん韓国女子バレーボール・リーグ全体の人気を底上げし、これまでの観客動員をけん引してきた。

 ところが、興国生命に韓国国家代表チームのエースの金軟景(キム・ヨンギョン)が入団したことで、チーム内の「不和説」がネット上に広がった。

 世界最高のレフトと評価されている金軟景は、新型コロナで自分がプレーしていたトルコのプロリーグが中断されると、2020年4月に韓国に帰国し、古巣の興国生命に復帰した。2012年のロンドン五輪でMVPに選ばれるなど、長い間「バレーボールの女帝」として君臨してきた金軟景がかつての所属チームへ復帰したことで、これまで最高スターだった双子姉妹との対立が生じたという噂がインターネット上に広まったのだ。