いま、長崎県大村市が“ある動画”で紛糾している。問題になっているのは1月24日に宮迫博之(50)のYouTubeチャンネル「宮迫ですッ!」で公開された動画だ。
タイトルは「【神回】ヒカルくんとボートレースで100万円賭けた結果!?」というもの。冒頭で長崎県大村市の園田裕史市長(44)が登場し、宮迫に「ボートレース大村を全国の人に宮迫さんの力で広めて頂きたいなと思ってるんです」と直接オファー。それを受けて、宮迫が人気YouTuberのヒカルと100万円を元手にボートレースを体験する、という内容だ。
「295万円の大当たり」で大盛り上がり
動画内ではどのボートにいくら賭けるかについて、宮迫とヒカルの間でこんなやりとりが交わされている。
ヒカル (1)(2)(3)にワンチャン1点賭けでもいいくらいのレベル
宮迫 50(万円)いくの!?
ヒカル お互い25、25(万円)で。50万やったら1点賭けなんで6倍ついても300万になるんですよ。ワンチャンこういうのあるんです。僕、過去に1番人気に20万くらい賭けて、それが200万になったことがあるんすよ
動画で2人は2回のレースにベットしている。1回目はヒカルと宮迫は計50万円を賭けたが「ハズレ」。しかし2回目のレースではヒカルが3連単で25万円を“一点賭け”したボート3艇が予想通りにゴール。なんと295万円を手にし、大盛り上がりする展開となった。40分間足らずの動画でヒカルが約200万円の利益を上げる様子が映し出されている。
「子どもも観る。いたずらに射幸心を煽るような内容は不適切」
この動画への批判をSNSや市議会で展開しているのが、大村市議会の村崎浩史市議だ。取材をすると、村崎市議は問題点についてこう語った。
「まず行政から依頼したプロモーションで競艇に100万円をつぎ込むという動画を子どもも観るYouTubeで流すことがもう間違いです。いたずらに射幸心を煽るような内容は不適切ですよ。トーク技術の優れた宮迫さんなら、選手にスポットを当ててトークを展開するなど、行政らしいコンテンツの作り方もできたはずです。制作側からの提案だったとしても、それに簡単に乗ってしまうのは甘いし、感度が低すぎる」