「市長は“裸の王様”になりつつあるのでは」
3月5日に行われた大村市議会の「第一回定例会」では、山口弘宣議員が市長へ「市長は“裸の王様”になりつつあるのではないかなと危惧しますが、思い過ごしですかね」と皮肉を込めて発言するという一幕もあった。
前出の市政関係者は「原点に返らなきゃダメだ」と苦々しい表情で呟いた。
「園田市長はいま運転手付きのクラウンに乗って市庁舎に通っている。若くして市長という地位にのぼりつめたから、勘違いしてしまっているのかもしれないな。しかし、政治家としては謙虚さを忘れちゃいけない。そこが一番大事なんです」
奇しくも市長派vs.反市長派の分裂の口火を切ることになってしまった「宮迫動画」。この事態をどう考えているのかを園田市長に確認したところ、文書で回答があった。
高い視聴回数及び宣伝効果が見込めると判断
――園田市長が動画に出演した経緯について。
「私(市長)の出演については、競艇企業局と広告代理店との打ち合わせの中で、広告代理店から、ボートレース大村をはじめ、大村市の特産品等を含めたPRを行う提案があり、同局から宣伝効果を高めるために出演して欲しいとの依頼があったことから、これに応じたものです」
――宮迫とヒカルに動画制作を依頼した理由は?
「令和2年10月31日付けで、競艇企業局から指名業者や実績等ある広告代理店8社に対し、コンペ依頼書を送付し、各社から書類の提出(11月23日締切り)がありました。同局において審査を行い、宮迫さん、ヒカルさんのチャンネル登録者数が計534万人と、今回の提案があったユーチューバーの中で、最も登録者数が多く、高い視聴回数及び宣伝効果が見込めると判断し、同局が本企画を採用しました」
――「アメトーーク!」を模した市民討論会「マチノコトーク」のロゴ制作について。
「『マチノコトーク』は平成28年から実施していますが、そのタイトル及びデザイン等については、当時の担当部署と協議して決定しました」