昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

CDB

2021/03/25

 本人のブログによれば手術は2度、現在は完治しているものの、2015年のブログでは『その当時はなんでー!なんでなのー!なんで私がー!わー!って心の中は台風に荒らされたようにごちゃごちゃしてました』と書き記している。

 2017年に久保田紗友とダブル主演した映画『ハローグッバイ』のインタビューでは、自分の女優としての強みについて、『大きな手術して、もうこれでダメかもしれない、死ぬかもしれないと思った時に、これで終わりでいいのかと若い時に考えられた経験が自分の中で大きい、だから今は(生き方について)後悔したくないと思う』と語っている。その入院中に出会った医療者たちの姿は、今『Memories』で看護師を演じる中に生かされているのだろう。

インスタグラムより

 必ずしも順風満帆ではない、大きな波に翻弄される青春を送った2人の女優は、今もインスタライブなどでメッセージを送りあう姿がファンに知られている。彼女たちにいつか共演者として再会する日が来るだろうか。

まだ世の中に見せていないアクションへの自信

 実は萩原みのりには、演技力やスター性の他にまだ世の中に見せていない能力がある。それはアクション、身体能力である。前述のように病に夢を断たれるまで、彼女は全国大会を目指すアスリートだったのだ。

 大病と手術はその夢を断つ一方で、俳優というもうひとつの演技の道に彼女を導くことになった。最近のインタビューではアクションへの自信も語っており、病気の後遺症などは心配する状態にないのだろう。

 いよいよ始まる萩原みのりの主演ドラマ『RISKY』(MBS)は、ただの連ドラではない。周囲を固める共演女優は、『あのこは貴族』の山下リオ、『愛がなんだ』の深川麻衣という、演技で高い評価を得た「腕に覚えのある」女優たちであり、製作側の演技力重視のスタンスが伝わってくる。若くして死線をくぐり、いくつも武器を磨いてきた腕の立つ女優、カメレオンの迷彩服を脱ぎ捨てた新しいスターの輝きに注目したい。

この記事の写真(5枚)

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー