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なぜ中野ブロードウェイの「ソフトクリーム屋」に立ち食いそばが…? 普通のそば屋にあってここにない“ある物”の正体

2021/03/30
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「てんぷらうどん」(350円)「てんぷらそば」(380円)が人気

 お好きな天ぷらを100円分のせた「てんぷらうどん」(350円)や「てんぷらそば」(380円)が人気のようだ。しかも温かいタイプと冷たいタイプをチョイスできる。これは良心的である。

好きな天ぷらを100円分チョイスする「てんぷらうどん」(350円)が人気

 そこで、まず「てんぷらうどん」を注文してみることにした。「お好きなてんぷらを選んでください」と促され、天ぷらのメニューをみると、これがまたすごくたくさんの天種が揃っている。さつまいも、たまねぎ、れんこん、しいたけ、春菊、ちくわ、舞茸、菜の花、かぼちゃ、ごぼう、紅生姜、なす、ニラキムチいずれも50円という破格の安さである。季節によって天種を変えるそうだ。そこで菜の花とごぼうをお願いした。しかも、この天ぷら達は、バイトのおねえさんが開店前にすべて揚げているという。すごい手際の良さである。

安くて豊富な天種、醤油とり天も人気である
どれもおいしそうな天ぷらがびっしり

自家製のうどんはほぼ茹で上げで食べられる

 さらに驚いたのだが、うどんは自家製麺しているというのだ。店の左端に製麺機が鎮座している。ここで毎日製麺しているという。しかも、うどんは30分おきくらいに茹でるそうで、ほぼ茹で上げのうどんを食べることができる。

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 つゆは「いりこ」、「昆布」、「鰹節」を使って出汁をとり、白醤油などで味をととのえて作っている。これは期待が膨らむ。

讃岐うどんは毎日自家製麺して、30分おきに茹でている