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跳ね返すような食感の本格的な讃岐うどん
器を温め、うどんを湯切りして入れて、うどんのつゆをかけて、天ぷらを2つのせ、ねぎとすり下ろした生姜をのせて登場した。つゆをひと口飲んでみる。甘味を抑えたきりっとした「いりこ」の味が広がる。うどんは食感がとてもよい。跳ね返すようなあの本格的な讃岐うどんの食感である。
オーナーの鈴木正博さんはうどんが大好きで、ほぼ毎日食べる程だという。あまりにも好きで、香川県の讃岐うどんの名店に修行に行き、味を覚えて、うどんを発売したのがちょうど12年前のことだという。讃岐うどんブームの真っ只中の頃である。
サービストッピングは「ダシいりこ」と「あげ玉カレー味」
感心しながら食べていると、お店のバイトの方が「これもどうぞ」というのでみてみると、なんと出汁に使った「ダシいりこ」をサービストッピングとして提供している。これはいいアイデアである。カルシウム不足のJK達にも有難いサービスだ。「松ト麦」のうどんも傑作だが、こういう立ち食いの本格的な讃岐うどんも堪らない。あっという間に完食である。
さらにもう1つ、秀逸なサービストッピングを発見した。「あげ玉カレー味」である。「カレーとり天」を作るときに余った天水(通称ドロ)を捨てることなく再利用した傑作である。