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80年代の流行は…「ファミコン」と「ビックリマン」!

 児童学習雑誌の特性もあるのだろうが、その当時の小学生の流行によって付録のキャラクターも大きく変化している。1983年に任天堂のファミリーコンピュータが発売になったころには、付録からも「ファミコンブーム」が感じられる。

1986年8月号付録 ファミコン がくしゅうき
 

「まだ発売直後ということもあって、ファミコンというよりコンピュータ的なものへの憧れが大きかったように思います。付録もあまり厳密にファミコンを象ってはいないですね(笑)。クイズ形式で算数や国語の勉強をしながら、紙を左右に引っ張ると下の『?』の部分に回答の数字が出るという作りになっています」

 80年代後半は「ビックリマン」が社会現象を起こした時代だ。ビックリマンチョコの“おまけシール”には今でも根強いファンがいる。例にもれず、児童学習雑誌でも付録に採用されていた。

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1988年6月号付録 ビックリマン とつげきゲーム
 

「88年6月号にはビックリマンのすごろくがついていますね。こちらも単なる平面にならないように、要所に立体部を設けて、読者が自分の手で組み立てる作業を入れています。すごろくは、サイコロを振って何コマか進み、そこでいろんな出来事が起こる。今でいうプログラミングの考え方に近いんです。そういう思考力を鍛えるものですね」