文春オンライン

「民放の真似して受信料もらって、NHKは恥ずかしい」森本毅郎(81)から“愛する古巣”への苦言《独占告白》

森本毅郎インタビュー #2

note

――2015年11月に腰の手術、2019年11月に体調不良でラジオの生放送を退席されました。体調は万全でしょうか。

森本 いやいや、そりゃね、僕も今年の秋で82歳になるわけですから。体が順調であるはずがない。金属のステントっていう器具を心臓に2本、足の太ももに2本、お腹の動脈にも入れている。どうも僕は血管系が弱いんですよ。だからもう、あちこち修復している。腰もヘルニアで施術して、それでも痛みが出ちゃうからまた手術してと、もう忙しい。

 80歳を超えても、箱根カントリー倶楽部を歩いて18ホールを回りたいっていうのが僕の夢なんですよ。今の時代には珍しく、箱根カントリーは歩くのが基本なんです。だけど、僕はもうそこまで歩けないからカートで移動するんだけど、僕よりももっと年配の人たちがシャキシャキ歩きながらプレーしているんですよ。それ見ると羨ましくて。心臓は定期的に検査して安定しているんで、今年は腰の痛みを止める手術しました。

ADVERTISEMENT

BS-TBS「噂の!東京マガジン」ホームページより

毎日「まだいけるかな?」って自問自答している

――番組も新たなスタートを切り、目標などはありますか?

森本 80歳過ぎて、まだ現役でいられること自体、有難いことです。でも人間って自分に甘くなるでしょ。だからいつもスタッフに「おかしいぞと思ったらすぐに言ってくれ」と伝えてあるんです。ちょっとでもそういう兆候あったら僕は辞めるからって。一種の私の危機管理です。

 朝のラジオも30年やっていますけど、ニュースをどう取り上げて、どう切るかっていうのは一日一日の勝負。毎日「いけるかな?」「まだいけるかな?」って自問自答しながら勝負している。歳をとるってそういうことですね。

「民放の真似して受信料もらって、NHKは恥ずかしい」森本毅郎(81)から“愛する古巣”への苦言《独占告白》

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー