お客さんから、「○○サロンに今度行ってみようと考えています。このお店の感想は信用できると思いますか?」という相談を受けたことがありました。そのサロンは直筆の感想をホームページに掲載しており、その文章を見ると、素晴らしい優良サロンに思えてきます。しかし、よくよく見ていくと、書体が3種類しかありませんでした。恐らく3人のスタッフで自作自演の感想を書いていたのだと思います。このような、総合掲示板での店舗側による情報操作もあったものでした。
今は女性一人一人が情報発信ツールを持っており、虚偽はバレる時代になっています。
それでもなお、男性セラピストの性欲を満たすために営業している店舗、女性の年齢や体形でお客さんを選んでいる店舗があると聞きます。
「当たり」のセラピストの定義
男性が風俗を利用する際は、ホームページを見てすぐ申し込む人が大半です。一方、女性の場合は何カ月もネット上の情報を徹底的に調べてから申し込む人が多いです。
以前、「当たりのセラピストは少ないのですか?」という素朴な疑問を、お客さんたちに投げかけてみたことがありました。すると、「そうなんです」という回答と、「私はいつも当たりですよ」という回答がありました。
両者の視点には、何かの違いがあるはずです。しかし、特に事前の情報収集をしない人の中にも「いつも当たりです」と言う女性がいるので、女の直観というものなのでしょうか。
そもそも、「当たりのセラピスト」の定義自体が、人によって異なります。ただその中でも、当たりハズレの分かりやすい見分け方が一つありました。風俗に限ったことではありませんが、予約が取りにくい、または新規の受付をしていないセラピストは当たりの可能性が高いです。特に、副業で営業しているセラピストは、お客さんを受けられる人数が少なく、予約が埋まりやすいです。
私も副業で風俗セラピストをしています。そのため、平日は本業が終わった後の夜に、1人しかお受けできません。また、平日の昼間は代休や有休を駆使して、週に1~2人が限度になります。その結果、最も多い時は50人の予約待ちになったこともあります。
ある新規のお客さんに言われたことがあります。
「どのお店を選んだらいいのか分からないので、それだけ予約があるのなら大丈夫なんでしょうと思い申し込みました」
行列に並ぶ人の心理は、不透明な女性向け風俗の世界でより強く働いているようです。
また、これもお客さんが教えてくれたのですが、女性向け風俗ユーザーには一つ特徴があるそうです。お気に入りのセラピストはSNS上で他人に教えないのです。その理由を聞くと「予約が取れなくなると困るから」との心理があると話していました。
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