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デビュー10周年を前に迎えたブレイクの予感

 ここ最近はドラマ主演も相次いでいる。「でっけぇ風呂場で待ってます」以外にも、3月には「世にも奇妙な君物語」(WOWOW)に出演、2022年春には「青野くんに触りたいから死にたい」(WOWOW)に主演することが決定している。佐藤主演のドラマは2013年の「49」( 日本テレビ系)、2019年の「ブラック校則」(日本テレビ系)の2作のみだったが、この1年ですでに3作の主演が決定していることになる。

青野くんに触りたいから死にたい(WOWOWオンラインより)

 デビュー10周年を前に迎えたブレイクの予感。菊池や佐藤自身の実力が増したからこそだろうが、実は彼らの躍進の裏にはジャニーズが抱える大きな問題も潜んでいる。それは先輩ジャニーズの崩壊だ。

「SMAPが解散、嵐は活動休止、今年11月にはV6が解散します。TOKIOは山口達也と長瀬智也が脱退して3人体制になりました。KAT-TUN、NEWS、関ジャニ∞もデビュー当時の人数から大幅に人員減しています。Sexy Zoneの先輩で、現在もメンバー全員で活動しているのはHey! Say! JUMPとKis-My-Ft2の2組だけ。そうした消極的な新陳代謝が起きていることで、セクゾに光が当たり始めたということもあるでしょう」(前出・スポーツ紙芸能デスク)

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嵐の活動休止、人事異動が追い風に

 先輩ジャニーズの崩壊は、Sexy Zoneに は追い風になったようだ。

Sexy Zone(Johnny's net)

「先輩ジャニーズの活動休止や解散が影響してか、セクゾが昨年9月頃に部署異動になりました。現在は木村拓哉や生田斗真などソロ活動がメインのタレントを抱える『制作3部』に属しています。現在は退所した山下智久もかつて3部に所属しており、ドラマ主演の多い彼らを擁する3部の上層部はドラマのプロデューサーとの繫がりが深いと言われています。中島や佐藤など、活躍の場が広がるきっかけになったのではないでしょうか」(同前)

 ジャニーズ事務所に事実関係を確認したが、期日までに回答はなかった。

 これまで「いまいちパッとしない」印象がぬぐえなかったSexy Zone。2020年9月に松島聡が長期療養から復帰した直後、年末にはマリウス葉が活動休止を発表。理想的な状態とは言えない彼らだが、“逆襲”は今後どんな展開を見せるのだろうか。