昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

除毛、発毛、スキンケア… ジャニーズの“人間宣言”を歓迎する人、戸惑う人

2021/06/11

genre : エンタメ, 芸能

 2021年初夏。ドラッグストアのメンズ化粧品コーナーで、Snow Manの目黒蓮さん(24)がまぶしく微笑んでいました。男性用除毛クリームの販促ヴィジュアルで、目黒さんはシャツの胸をはだけ、ハーフパンツからすべらかな脚をむき出しにして「極めろ、自己ベスト肌。」なるコピーと共に美しさを見せつけています。

「あざとくて何が悪いの?」ならぬ、「男性が美肌を追求して何が悪いの?」とでも言いたげな表情に、「ジャニーズたるもの、美の天王山を制すべし!」という気迫がにじんでいます。

すべすべの脚を見せつけるSnow Manの目黒蓮 Veet Men公式CMより

 一昔前のアイドルなら「ボク何もやってませんが天然でキレイです」というのもアリでしょうが、“美をつかむプロセス”を隠し立てしないのが新時代のジャニーズらしさ。「目黒くんの美しい脚は除毛なの?」というところに引っかかるファンもほとんど見られません。

愛のパートナーだけでなく“同志”に

 アイドルの王道というイメージが強いジャニーズですが、6月2日にはついに公式Twitterを開設するなど、実はプロモーションの方向性を大きく変えているのです。

満を持して開設されたジャニーズ事務所の公式ツイッター

 男性も憧れる“美のアイコン”として旗を振るのも、そのひとつ。

 かつては「男なんてヒゲだけ剃れば十分」というマッチョなスタイルが幅をきかせていましたが、時代は令和。「男も女も、自分が気になる部位は好きにケアすればいい」という風潮が強くなりました。

 ここ数年は、“マスク荒れ”や運動不足による身体のたるみ、オンライン会議やTikTokでの映えっぷり問題など、男女で共有できる悩みが増えました。ジャニーズもそれに応える形で自分たちの弱さも披露して悩みを共有したうえで、それでも美しくあろうとする姿を表に出すケースが増えてきました。

 目黒さんと同じSnow Manの渡辺翔太さん(28)は“美容番長”の異名を取り、「入浴後に1時間かけてスキンケアしている」「美容クリニックでピーリングや毛穴ケア、イオン導入を受けている」等、美しさにかける努力を明かし、同性からも支持されています。

 肉体美・ボディメイクという視点では、関ジャニ∞の丸山隆平さん(37)が6月2日発売の「anan」の「カラダが変わる、筋膜リリース!」特集号の表紙に登場。白いシャツを脱ぎかけたソリッドなボディを披露しています。同誌でジャニーズのアイドルが肌見せ……というと、SEX特集の官能的なイメージが強いのですが、愛のパートナーとしてだけでなく“ヘルシーな身体づくりの同志”としての参戦は新鮮です。