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「お金よりも“求められてる感”が…」歌舞伎町で体を売り続ける17歳女子高生が告白した援助交際の“居心地”

『裏オプ JKビジネスを天国と呼ぶ“女子高生"12人の生告白』#1

2021/06/26

genre : ニュース, 社会

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店で上位を争う超がつく売れっコに……

 取材にあたり、2度目もブロガーの男を頼ったが、既に男とは連絡が取れなくなっていた。それで裏オプのことなどを包み隠さず話してくれることを条件に、誰か取材を受けてくれるコはいないかと元アンダー店のオーナーを頼ったところ、昔のツテを辿って連れてきてくれたのがアコだった。僕は、偶然とはいえこうして2度、彼女と会ったことに驚いた。堂々とJKビジネス店で働けるオーバー(18歳以上)の少女ならいざ知らず、アンダーの取材は例え取材のアポが取れたとしても、必ず来てくれる保証などどこにもないからだ。

 それは、ひとたび取材を始めれば嫌でも実感できることだ。

 匿名にならざるを得ないため、雑誌やウェブに掲載されたところで宣伝にはならない。どころか身バレのリスクも付き纏う。わざわざ時間を割いて家庭環境からカラダを売っている現状まで自分の半生を語るメリットなど、何もないのである。

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「1時間半後くらいには出たいんですけど、いいですか?」

 インタビュー後は、予約客たちのため、そのまま在籍するJK散歩店の待機所へ直行するという。初対面から2ヶ月が過ぎ、彼女は店で上位を争う超がつく売れっコになっていた。

「あと、私、変にマジメなことしか言えないですけど、いいですか? みんなみたいに浮ついた感じでやってるわけじゃないから、それでも大丈夫なら、全然」

 もちろんそれも了承し、そのまま近場のカラオケボックスに向かった。メイクで背伸びして見せるが、まだまだあどけなさが残る。良識ある大人なら、一緒に歩くのさえ憚られる年齢だった。

写真はイメージ ©iStock.com

半年間で100人くらいとやりました

「両親は幼い頃に離婚しました。私が物心つく前に離婚して、お母さんとはそれから一切、会ってないです。以来、父子家庭で育ちました。アパート暮らしでしたが、貧乏ながらにフツーに幸せでした。お父さんは自営で内装関係の仕事をしてたので、ちゃんと定期収入もあったし。でも、そのお父さんも中2の時に病死しました。だから、それからはずっとひとり。兄弟もいないです。

 エンコーを始めた理由? お客さんにもよく聞かれるんですが、分かんないんですよ。何で始めちゃったんだろう……。でも、最初から、お金を稼ぐことがメチャクチャ楽しかったです。元いた家がちょっと貧乏だったということもあると思うんですが、『お金ってサイコー!』みたいな。

 なんとなく暇つぶしで出会い系を始めたら、エンコーしてるコがいたのがきっかけでした。当時はツイッターも併用してたけど、ツイッターだとケータイ番号登録でアカウントが見つかっちゃう危険性がある。『知り合いかも?』と、検索ロボットでリア友に知らされちゃって、それで1回、自分のアカウントが同級生にバレたことがあったから。それに気づいてからは、必ず出会い系のアプリでやるようにしてる。値段はゴムありでイチゴー(1万5千円)で、半年間で100人くらいとやりました。やっぱり反抗したんですかね、降って湧いてきたような幸せに。ほんと、自分でもよく分からない」

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