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母親の元婚約者との間の金銭トラブルについてはどう答えるべきか

 これは小室さんの母親と元婚約者との間の金銭トラブルについても同様です。こちらの問題は元婚約者の方が、4月27日に「金銭問題は終わったことだと考えておりましたので一連の出来事に関しては大変困惑いたしました」と代理人を通して述べるなど、かなりこじれており、会見をする前に和解することは難しいかもしれません。

 しかし、少なくとも、和解に向けて呼びかけを行うこと、可能であれば話し合いのテーブルを持つことが大切です。会見を開けば、当然この借金問題についての説明が求められるからです。ここで、解決していることを話せればいいのですが、解決していなくても誠実に対応していることを伝えれば、大きな問題にはならないでしょう。

 当然のことですが、ここで和解していないのに「和解した」と嘘をついては絶対にいけません。後に当事者から不満が出てきてしまえば、さらなる批判が巻き起こります。繰り返しになりますが、会見は魔法ではない。なかったことをあったことには出来ないのです。

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蔭山洋介氏 ©文藝春秋 撮影・宮崎慎之輔

嘘はつかず、間違った行いがあれば認めて謝罪をする

 2018年7月にフォーダム大学のHP上に小室さんが「fiance of Princess Mako」、つまり眞子内親王の婚約者が入学すると発表されました。これに対し宮内庁は、すぐさま眞子様のフィアンセではないと伝達すると発表しました。このことについて「小室さんがご自身でフィアンセだと大学側に伝えたのですか?」と会見で質問がとんだとしましょう。本当に一切伝えていないのであれば「自分では一切伝えていません」と答えれば済む話です。新聞報道などを見た関係者が、大学の宣伝として表現をした可能性も十分あります。

茶髪が印象的な「海の王子」時代の小室圭さん

 しかし、実はアプリケーションフォーム等に記入していたというような場合、そう答えるのは最悪の回答です。説明した後にアプリケーションフォームが出てきてしまい、嘘がばれてしまう。こういったことは絶対にやってはいけません。間違った行いがあれば、認めて謝罪をする。会見でよい方向に向かうには小室さんの発言がすべて正しいことが前提です。嘘がたくさん入り混じっていては、悪い方向に向かってしまうだけです。

 以上のように、まず何より重要なのは、会見を開く前に事前準備を万端整えることです。実は会見というのは「開く前に終わっている」もの。今述べたところまで準備ができれば、国民が抱いている小室さんへの悪感情もある程度取り除くことができるでしょう。