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もはや2人だけの問題でなく皇室全体に関わる問題

 ただし、もう一つ重要なのが、小室さんが会見で説明すべき相手は一般の方々、つまり国民であるという自覚を持つことです。2017年に眞子さまと一緒に行った婚約内定会見の時のように誰もが分かる言葉遣いが求められます。論理で武装して、相手を説き伏せにいくような態度をとれば、国民はたちまちそっぽを向いてしまうでしょう。

ローブデコルテをお召しになった眞子さま ©JMPA

 ここまで眞子さまとの結婚問題が長期化し国民の反発が強い以上、一回の会見で状況が変わるとは考えにくいと思います。会見後にメディアからの単独取材の場を求められれば、しっかりと対応をする。そうして複数回にわたり、自分の言葉でしっかりと繰り返し国民に説明する必要があると思います。

 私は今の状況は眞子さまと小室さん、そして皇室全体についてもよくないと感じています。今年2月に天皇陛下がお誕生日に際した会見で「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」とご発言されました。もはや2人だけの問題でなく皇室全体に関わる問題になっています。

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秋篠宮ご一家(宮内庁提供)

 小室さんも無事に国際弁護士の資格を取得できれば、これから自分がどのように眞子さまを幸せにしていくのか、ようやく具体的に説明できる段階にくるということではないでしょうか。会見はあくまでスタートに過ぎないのです。感情の回復は点ではなく線で行うものです。お二人が結婚を強く望むのであれば、誠実な対応で根気強く向き合う、それにつきると思います。