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結婚3年目。2度目の離婚危機

 それから2年後に長男を出産。2人目ということで前回のようなパニック状態にはならなかったのですが、子どもが増えると、当然ながらしなければならないことも増えます。

 今度は、以前と同じように育児も家のことも完璧にやらなくちゃ! と自分を追い込んでしまったのです。さらに自分は母親なんだから、という自覚が生まれたことで変に強くなってしまい、旦那さんに上手に甘えることができなくなっていました。

※写真はイメージです   ©iStock.com

「ちゃんとした母親でいなくちゃ」「できない自分が許せない」「弱いところを見せちゃダメだ」と、ますます自分で抱え込んでしまいました。夜泣きがなかなかおさまらない長男を抱っこしながら、一緒に泣いてしまった夜がたくさんありました。

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 そんな状態で旦那さんと話し合っても、お互い感情的になってしまうだけでした。後先考えずにぶつかって、傷つけ合ってしまったのです。

 一方的に抱え込んだ私が悪かった、と今は思います。でも当時はそう思えなくて、「こんなに辛いなら、別れたほうがいいのかな」と考えるようになってしまいました。後から聞いたら、彼もその頃、同じことを考えていたようです。

離婚を覚悟しての話し合いで、新たなステージに

 この状況はまずい。愛すべき2人の子どもたちもいる。私たちに必要なのはケンカではなく、落ち着いた話し合いだ、とそこはお互い同じ気持ちだったので、改めて本音で話し合うことにしました。

 まずは私から、「母親になったから強くならなくちゃ、なんでも完璧にしなくちゃ」と思ってしまって、上手に甘えることができなくなってしまったということを一生懸命説明しました。そうしたら旦那さんが「俺も甘えてほしいと思っていたよ。よし、これからは、甘えていこう?」と言ってくれたのです。