山田さんが考える「10年後の自分」
――ちなみに10年後、山田さんは自分がどうなっていると考えますか?
山田 想像というか、夢の1つとしてあるのは「モチベーショナルスピーカー」です。僕の解釈では、講演家・メンタリスト・カウンセラーのちょうど真ん中に位置する立場で、自分の体験や考えを話して人に勇気を与えたり、モチベーションを上げる人。その人を見てると元気が出るような。
世界にはモチベーショナルスピーカーがたくさんいます。でも日本にはまだいない。10年後なら、日本にもそういう人が増えてくるだろうと思います。そんななかで「日本のモチベーショナルスピーカーって山田千紘だよね」って言われるくらいになっていたい。
でも人生って本当に何が起こるかわからないですから。今そんなこと全く考えていないですけど、例えば「本気で日本を変えたい」と思ったら、20年くらい後に政治家を目指しているかもしれない。もちろんそう思ったら、改めてたくさん勉強しなくちゃいけないですけど……。
でも今、僕が向かう方向としては、モチベーショナルスピーカー。そうなっていくためのYouTube発信でもあります。まずより多くのかたに、自分のことを知っていただきたいです。今回の本も、その一部。
でも、何にしろ「正解」はないと思っています。
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筆者の私も昨年YouTube動画で、たまたま山田千紘という存在を知った。その後、偶然知人のカメラマンが『線路は続くよどこまでも』の写真を担当することになり、その縁でこのインタビューを行うことができた。そうやって、不屈の人「山田千紘」の存在は、これからも人から人、そしてあらゆるメディアを通じて広く知られていくだろう。
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