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「33回逮捕された?」「逮捕歴は一度もありません」

質問3.のぶみさんのインスタグラムには「帝王切開でうまれるのも くもの上で自分できめるみたい」「病気のマルを選ぶ子は、神さまと病気をもって産まれても 耐えられるママをえらぶそうだ」といった内容の書き込みが残されており、インターネット上では批判の声が複数あげられています。批判に対するご意見をお聞かせください。

3.胎内記憶の投稿は、僕自身が考える胎内記憶ということではありません。僕の本を読んでくれて、イベントに来てくれたお母さんたちから聞いたお話しや、実際に会ったときに教えてくれた子供たちの話です。この胎内記憶に関する話は、1000人を超えるお母さんや子供たちからお話を伺い、同じような話をする子供たちの不思議な経験をもとに聞いたままの話をお伝えしています。投稿に対するご批判があることに対して、心苦しく感じている一方で、そのような子供たちの貴重な体験や、応援してくださるお母さんたちが伝えてくれた思いに応えようと制作活動を行っています。ただただ、このような僕のことを応援し、体験を伝えてくれる人たちのことを一番に考えたいという気持ちが強く、批判的に思われる方々には申し訳ないですが、嘘や偽りを書いているのではないこと、そのような体験を大事にしている人たちがいるということも少しだけわかってもらえたら嬉しいと思っています。

のぶみ氏のインスタグラムより
のぶみ氏のインスタグラムより

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質問4.のぶみさんは過去のインタビューで「暴走族(池袋連合)の総長をつとめた」「過去に33回逮捕された」とインタビューで話されていたと認識しています。事実でしょうか。

4.「総長」の話については、自伝にも書かせていただきましたが、当時の僕の友達が集まった時のあだ名のようなものです。いろんなところで話が湾曲し、暴走族ということになっていますが、いわゆる一般の方々が想像するような実態はありません。逮捕歴についての間違った報道が一部でありましたが、逮捕歴は一度もありません。10代後半は友人を笑わせたいという気持ちから悪ふざけが過ぎて、仲間内の補導も含めて、少し大げさな表現になっているかもしれません。

 

 とにかく、僕は嘘をついてまで絵本作家を続けたくないと思っているので、これまでも聞かれたことは素直に答えていて、それをおもしろおかしく大きな話にされてしまっているところもあるのですが、ひとつひとつを「違います」、と否定して、僕のことを批判する人たちと戦って生きるよりも、絵本作家としての道を応援してくれる人たちと家族を守りたいと思っていましたので、面白がってもらえるのであればいいと思っていました。でも今は、自分が社会とかかわるなかで、多くの皆さまに与えてしまう影響を自覚し、違うことは違うと言わなくては真実は伝わらないのだと思い、これまでの反省と後悔が大きくなっています。