文春オンライン

2021/08/03

相方の賀屋とカメラが、大事な相棒で宝物

──気分転換はどのように。散歩も日課にされているんですよね。

加賀 散歩もしていますけど、いま、いちばん楽しいのは、写真を編集している時です。いちばん集中できる。僕、写真を撮っているときのことって全部覚えているんですよ。だから、写真を見れば、どういうタイミングでどういう写真を撮ったかという瞬間が鮮やかに蘇るのがすごく楽しいです。

「カメラと賀屋さん、崖から落ちそうになったらどちらを助けますか?」と聞くと、「カメラです」と答え、その後、「やっぱり賀屋かな。賀屋がいたらまたカメラは買えるし」と笑って続けた。

──写真を撮ろうと決めたときに、いきなりすごいカメラを買ったと聞きました。それをいまも愛用されているんですよね。

加賀 写真を始めたのは、賀屋と会ったバイト先の店長の影響なんです。競馬やっていた店長に競馬場に連れて行ってもらい、サラブレッドの美しさを写したくて写真にハマっていきました。

 初心者向けの機種はたくさんあったんですけど、最初に買ったのはNikonのD800です。当時25万円でした。「写真がうまくなりたい」と店員さんに相談したら、「もしハマるなら絶対もうワンランク上のカメラがほしくなるから、自分が出せるぎりぎり上の機種を買った方がいい」と言われて、当時発売されたばかりだったD800に決めました。

賀屋さんと同じくらいの年月を加賀さんと過ごしている愛機。買い替えるタイミングを逃し続けているという。

 高校選びで大失敗していた経験から、妥協と中途半端なケチりは最悪というのも学んでいたので、「D800を買います」と言ったら、「よく決めた!」と褒められて、非売品のカメラバッグをプレゼントしてもらいました。おかげでいつでもカメラが持ち歩けるようになり、ありがたかったですね。紛失したり、バキバキに壊してフル修理してもらったりしているので、購入したときのままではありませんが、僕にとってD800は賀屋と共に大事な相棒で、宝物です。

(取材・構成:相澤洋美、撮影:山元茂樹/文藝春秋)

【後編に続く 「お金がないのに賀屋推薦の中華料理店がまずくて、号泣しながら抗議した(笑)」 かが屋・加賀翔が語る、先輩だった賀屋と“タメ口”で話すまで】

その他の写真はこちらよりご覧ください。

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