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「口では嫌がっても体は正直だな…」中国駐大阪総領事館がぶち込んだ“18禁トンデモ発言”の真相
2021/08/09

 もちろんツイート内容も同様である。他のアカウントが、いかにも中国の在外公館らしくしかつめらしい投稿に終止する(駐新潟総領事館はややカジュアルだが、優等生が無理をして明るく振る舞っているような印象を受ける)のをよそに、駐大阪総領事館だけは「ガチ」だ。以下に過去ツイートの一部を紹介する。

中華ゲーム『アズールレーン』のイラストに総領事館のスタンプが……。
今度は中華ゲーム『原神』のイラストを「描いてみた」。しかもコンビニMMSで印刷できるよ。
総領事館のペン回収箱の上に貼ってあるという自作絵。気合いの入ったイラストに比して、手書き文字の頼りなさにオタクのリアリティを感じる。

 もちろん駐大阪総領事館とて中国の在外公館である。特に最近は(後編で詳述)、業務に関係した真面目なツイートや、近年の中国の外交的孤立を反映した政治的にピリピリするツイートもかなり多い。しかし、それゆえにかえって、彼らの本国でのトップである王毅外交部長(外相)のアブラギッシュな顔に混じって萌え美少女イラストが登場する過去のタイムラインのシュールさは際立つ。

 どうやら中国の外交機関や対外工作組織は現場の裁量がものすごく大きいらしく、つい最近まで大変フリーダムなSNS運営がなされてきたらしい(私が以前に記事を書いた孔子学院と似たような事情だろう)。もっとも、近年の「強国」中国の外交体制のもとでは、そんなほんわかしたノリがいつまでも続くはずもないのだった──。

後編に続く

「口では嫌がっても体は正直だな…」中国駐大阪総領事館がぶち込んだ“18禁トンデモ発言”の真相

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