「日本のトイレは和式オンリーだったらどうしよう……」
駅や駅ビルの清掃にいつも笑顔を忘れないで取り組んでいるJR東日本グループの子会社「東日本環境アクセス」。私がアドバイザーを務め、同社のスタッフの皆さんに1年間で52の英語フレーズを学んでもらおうというプロジェクト「Have a Nice Day企画」はスタートから半年が経ちました! 私が初歩的な挨拶の次にレクチャーしたのは「お手洗い」に関する2つのフレーズだったんです。
「This is a Japanese Style Toilet」(和式です)
「This is a Western Style Toilet」(洋式です)
なぜかというと、初来日を前にした外国人観光客はみんな同じ不安を抱えているから。「日本のトイレは和式オンリーだったらどうしよう……」と思い悩んでいる人がかなりいるのです。トイレの入り口に和式・洋式を区別した配置図が掲示されている場合もありますが、できれば声をかけて「洋式もあります。どうぞご利用ください」と教えてあげたいですね。
1年以上前から日本旅行の準備をして、やっと来日を果たした友人から、帰国直前にこんなカミングアウトをされたことがあります。
「ネットで見たこの『しゃがむトイレ』がとても怖くて、日本に行くのをやめようかと何度も思ったよ!」