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来日前の外国人観光客は「しゃがむトイレ」が怖い!

ルーシーの「外国人の気持ちがわかるおもてなし英会話」#3

床に埋め込まれていて、カバーがない……

「しゃがむトイレ」=和式トイレは、外国人にとってどうしても強い違和感を感じさせる存在です。私も1987年に留学で初めて日本に来た時、和式のトイレに出会いました。床に埋め込まれていて、カバーがない……。何より不安だったのは、前を向いているためドアに背中を向けなければならないこと! 「あまりに無防備で、防犯上の問題がないのかな……」と心配になったことをよく覚えています。

「和式」を恐れていた友人も実際に来日してみたところ、ほとんどの場合、日本のトイレは和式と洋式の両方の選択肢があるとわかって不安が解消したようですし、自分の目で見た日本のトイレの清潔感に驚いていました。ウォシュレットの快適さまで知ってしまったら、もう後には戻れないですね(笑)。

多目的トイレは「お母さんへの気遣いが天才的!」

 実はこの友人、職業が小児科医なのですが、もっとも感激していたのは「多目的トイレ」です。ベビーシートが設えてある個室トイレにも、「お母さんへの気遣いが天才的!」と喜んでいました。

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「This is the multi-purpose restroom」(多目的トイレです)

 多目的トイレは、英語でこう表現します(JR東日本の駅構内で見かける多機能トイレは「multi-function toilet」。同じ意味で使えます)。ベビーベッドがあることに気が付いてない外国人観光客は多いです。車椅子の方専用と思い込んでいる人もいますので、小さなお子さんや高齢の方、松葉杖をついて怪我をしているような人にはこの一言で「多目的トイレ」を教えてあげると、非常に親切だと思います。

©iStock.com

 本格的な訪日ブームは始まったばかりです。外国人は日本のトイレにただ「不慣れ」なだけで、一言説明をしてあげれば何の問題もありません。「和式トイレ」を怖がっていた友人は、滞在7日間のうちに日本のトイレの大ファンになり、「トイレ探検隊」さながら駅構内などのトイレを写真に撮ってフェイスブックにアップして、友人たちとシェアしていました(笑)。

 旅行の間、誰しも必ず利用することになるトイレ。駅構内や街中のトイレでちょっと困っていそうな外国人を見つけたら、ご紹介した英会話フレーズがきっと役立つと思いますよ!

来日前の外国人観光客は「しゃがむトイレ」が怖い!

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