開催前から異例づくめだった東京2020オリンピックが、8月8日に終了しました。今大会を国民はどのように受け止めたのでしょうか。
文春オンライン編集部では『「東京2020オリンピック」は成功だった? 失敗だった?』アンケートを実施しました。「開会式」「閉会式」「競技」「運営」の4つの項目にそれぞれ「成功だった」「失敗だった」「どちらともいえない」の3つの選択肢の中から1つを、理由とともに回答いただきました。17歳から93歳までの幅広い年齢の方々から868件の回答が集まり、男性が590人、女性が278人でした。
前編では、「開会式」と「閉会式」の2つの項目の結果とその理由を紹介します。
開会式
開会式が「成功だった」という回答は全体のわずか18.7%。「失敗だった」が56.9%と過半数を占め、「どちらともいえない」は24.4%でした。
「が~まるちょば」によるピクトグラムパフォーマンスや、夜空に五輪のマークを描き出したドローンの演出には好意的な意見が寄せられましたが、一方でメッセージ性に乏しいという批判も多くみられました。また、バッハIOC会長と橋本聖子組織委員会会長のスピーチの長さについては、「成功」と答えた人の中にも否定的な意見が見られました。
ご回答いただいた理由のなかから一部をご紹介いたします。