長瀬智也と永野芽郁の輝き
結婚後の今年、戸田さんは2本のドラマに出演しています。
1本目は今年1月クールに放送され、長瀬智也さんの芸能界引退作品となったドラマ『俺の家の話』(TBS系)。2本目は永野芽郁さんとダブル主演で現在放送中の7月クールドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)。
『俺の家の話』は、長瀬さんの引退作品を盟友・宮藤官九郎さんが脚本を手掛けるということで、放送前から話題を集めており、戸田さんは長瀬さん演じる主人公に恋をするヒロイン役。全話平均視聴率は9%台(ビデオリサーチ調べ/世帯平均視聴率/関東地区、以下同)にとどまりましたが、この作品は「ドラマ満足度ランキング」(オリコン調べ、以下同)で非常に高い評価を受けていたのです。
「ドラマ満足度ランキング」で常に上位をキープしていた『俺の家の話』は、最終回1話前となる第9話で、それまで1月クールドラマで不動の1位だった綾瀬はるかさん主演ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』(TBS系)を抜いて、首位の座を獲得したほどでした。
主演を立てながらも発揮する、戸田ならではの“引き立て力”
戸田さん演じるヒロインは謎の介護ヘルパーという難しい役どころで、本作の2大テーマである“家族”と“介護”を描くうえで欠かせないキャラクター。特に長瀬さんの最後のラブロマンスのお相手役ということで、プレッシャーもあったかもしれませんが、彼が最後に一際大きく輝けたのは、主演を立てながら自身の存在感も発揮する戸田さんならではの“引き立て力”が、存分に活かされたからではないでしょうか。こうして長瀬さんの芸能界引退に華を添えたのです。
そして現在放送中の『ハコヅメ』は、戸田さん演じる元刑事課エースの先輩警察官と、永野さん演じる新米の後輩警察官を中心に描かれた交番コメディ。
東京五輪開催中の放送回があったことや、永野さんが新型コロナに感染したため、総集編メインの特別編が2週に渡り放送されたこともあり、視聴率は一桁台に下落しました。しかし、通常放送が再開された第5話は、番組最高となる視聴率12.5%を叩き出しました。
「ドラマ満足度ランキング」でも、高視聴率を連発している鈴木亮平さん主演の『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)を抑え、第1話~第4話まで4週連続1位を獲得。高視聴率でなおかつファンの満足度も高いという、非常に優秀な作品となっているわけです。