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作戦名はミラクル「天が味方した」
韓国政府関係者は、「天が味方した」(TBSラジオ)と語っていた。
今回の作戦名は「ミラクル(奇跡)」だったが、その後伝えられたキム公使参事官の話からも予断を許さない非常に厳しい状況下での退避がいかに奇跡的だったかが分かる。
日本政府も8月初めから輸送に向けた準備をしていたことが報じられた(産経新聞、8月29日)。15日にカブールが陥落し、作戦は変更され、自衛隊機の派遣が正式に決まったのは23日。ただし、先遣隊は22日夜に出発していたともいう(同前)。
23日夜に日本を出発した自衛隊機はカブール空港に到着したが、空港には退避を求める現地スタッフらが到着しておらず、退避希望者を移送できなかったと報じられた(朝日新聞、8月26日)。
韓国の輸送機が韓国を発ったのも23日未明だ。何が運命を分けたのか。検証が待たれる。