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「年内結婚がひっくり返る可能性はまだあります」紀子さまのお誕生日文書に漂う“突き放し”の意志《眞子さま小室さん結婚報道》

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1年前に起きた紀子さまの「できる限り」論争

 その状態で、年内結婚の報道が流れた。2017年9月3日に行われた婚約内定会見から4年余り、ついに決着かと思いきや前出の秋篠宮家関係者はこう首をかしげる。

「眞子さまと小室さんの結婚は、まだ本決まりではないと私は考えます。その根拠は、9月11日のお誕生日に紀子さまの発表した文書回答の内容が、あまりにも"冷淡”だったことです。昨年のお誕生日の文書からほとんど言葉を変更していないことも気になります」

秋篠宮家皇嗣妃殿下御誕生日9月11日(土)(宮内庁提供)

 1年前、紀子さまは自身のお誕生日に寄せて「長女の気持ちをできる限り尊重したいと思っております。現状や見通しを含め、話したことの内容をお伝えすることは控えさせていただきます」と回答されていた。

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 この回答を巡って、ある「論争」が起きていた。前出・宮内庁担当記者が解説する。

「“できる限り尊重したい”という表現の意味をどう理解するかで割れていたんです。事実上の結婚容認と推測する人がいた一方で、“尊重できないこともある”という意味で結婚に反対という人も多くいました。

会見での天皇陛下(2021年2月)宮内庁提供

 それから1年で、事態は大きく進展しました。2020年11月20日には秋篠宮さまが『結婚することを認めるということです』と明言し、4月の“小室文書”、小室さんがフォーダム大学のロースクールを卒業しニューヨーク州の法律事務所への就職の見通しが立ったこと、そして直前の“年内結婚報道”などがありました。それを受けて秋篠宮家の1人として初めて公の場でご発言する機会だっただけに、紀子さまのご回答が注目されていたのですが……」