「弁明したい」「我慢しないと」と葛藤し続けてきた
涙ぐんだ小澤氏の言う“A子さんの嘘”とは、「週刊女性PRIME」のインタビューで主張した内容とほぼ同様だった。小澤氏はA子さんの人となりや、堕胎の経緯、自身が父親でない可能性などを説明した。
小澤氏はさらにこう続けた。
「文春オンラインの記事が出てから最初の2週間は自殺も考えていました。記事が出てから9カ月間、『弁明したい』『でもA子を傷つけないために弁明しない』『我慢しないといけない』と葛藤してきました。何より(僕の)お母さんが、凄くショックを受けていた。僕は絶対DVはしていません。妊娠中のお腹を殴ることもやってない。A子の傷(写真参照)はケンカをして、言い合いをしていたときに、自分で腕を殴るなどしてできた傷なんです。それを止めてアイシングしたのは僕なんです。その傷を『僕がつけた傷だ』と(A子さん側が主張して、そう)なっているのが許せないと思っています」
ーー小澤さんが受けた傷はひっかき傷にみえ、A子さんの傷は自分ではつけづらい箇所にあるように思います。
「僕の傷は背中にもあります。背中の傷は、自分ではつけれない。DVは僕のほうが受けていて、(A子さんから)サンドバッグ状態だったときに、襟をつかんで頭を叩いたことはあります。でも、あの傷(腕のあざ写真)はやってないです」
約束状に「500万円」の記載がなかった理由
ーー「週刊女性PRIME」に掲載された約束状(誓約書)には、どこにも500万円の記述はみられませんでした。お金は本当に渡したのでしょうか?
「僕が持っているのは約束状とかかれた1枚で、彼女が2枚目をもっていて、そちらに(金額については)書いてあります。500万円に家電代を足した計600万円はゆうちょ銀行で降ろしました。そのとき生活費10万円も必要だったので合計で610万円降ろし、記録も残っています。ゆうちょ銀行のかたに用途を聞かれ、『示談金です』とも答えました。現金のまま持って帰って、(A子さんに)『600万もってきたから』というと、『洗濯機代と冷蔵庫代はもらう。でも、500万はいらない』といわれ僕はラッキーと思いました。
それで、(2020年)9月20日、別々に住むことになりA子と別れることになりました。翌日、A子が僕の家に来たときに、会話のなかで『パイプカットするか仕事やめるか』『一生自分は傷が残るから』といわれ、仕事を辞めるほうを選びました。その際『仕事を辞める保障がないから500万を預かる』といわれ、ゆうちょ銀行の紙袋にいれた現金を渡しました。その際、交際したときの2ショット写真を『ばらまく』とも言われています。未成年淫行をちらつかせて脅されました」