A子さんの写真や動画はスマホには一枚も残っていない
ーーA子さんから脅された写真とは、どのような写真ですか?
「彼女が送ってきた写真というのは、いわゆる(彼女が)未成年(だった時)の(デートでの)2ショット写真や映画のチケットの写真です」
ーーA子さん側は「自身のワイセツ写真を小澤さんが所持している。それは犯罪であり、消してほしい」とも主張しています。
「写真や動画(A子さんの裸の写真や動画)は、僕のスマホには一枚も残っていません。以前使っていたスマホは手元にはなく、おそらくA子が処分したと僕は思っています。なので児童売春・ポルノ禁止法にも該当しないと思います」
その後、小澤氏はA子さんと喧嘩した時に録音したという音声データを取材班に聞かせ、改めて「写真をばらまく」と脅されていたと主張した。いっぽうで、音声データにはA子さんが「産みたかった」「産めばよかった」と中絶を後悔し、とり乱す様子も録音されていた。
A子さんサイドは小澤氏の主張に再反論
インタビューは約2時間に及んだ。インタビューが終了すると、小澤氏は何度も頭を下げ、「今日はありがとうございました」と言って、静かに部屋を出て行った。
A子さんの代理人弁護士が小澤氏の主張に再反論する。
「交際期間中及びその後も含め、彼女が彼から受け取ったのは、別れ際に精算した、彼女が購入した洗濯機と冷蔵庫の代金30万円と中絶手術費用実費分の合計50万円弱のみで、それ以外に彼から受け取ったお金はありません。
彼が被害女性を10代のときからの長期間にわたって、肉体的にも精神的にも繰り返し傷つけてきていた行為の深刻さについて、彼自身がそれを理解しないまま、本件について事実でないことまでも自分に都合の良い内容として語っていることは、被害女性への反論や弁明を口実にしたセカンドハラスメント目的であることは明らかで、彼女の心と生活の平穏がさらにこれ以上害されないためには、必要な法的対応もせざるをえないと考えます」
小澤氏とA子さん側、2人の主張は最後まで交わることがなかった。だが、当時、小澤氏の所属事務所は、小澤氏が未成年だったA子さんに対して、都の条例違反に触れかねない行為を行っていたことを問題視し、契約解除に踏み切った(#5参照)。いまだ芸能界への未練を残している様子の小澤氏だったが、この「事務所の判断」の重みを理解している様子はなかった。
小澤氏とA子さん、互いが“納得する日”は来るだろうか。
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