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「日本のショーツは小さすぎ」「輸入モノにレースが多いのは…」アラフィフが知らない下着の“常識”

「日本のショーツは小さすぎ」「輸入モノにレースが多いのは…」アラフィフが知らない下着の“常識”

野宮真貴61歳 & 松本孝美56歳 & 渡辺満里奈50歳の『大人の女史会』にようこそ。

note

渡辺 耳が痛いです(笑)。なんかそんなことすっかり考えなくなっちゃった。

野宮 子育てしてると自分のことなんて二の次になっちゃうもんね。

のみやまき/1960年北海道生まれ。ピチカート・ファイヴのヴォーカリストとして90年代渋谷系ムーブメントを起こす。9月21日にはデビュー40周年のオンラインライブを開催!(見逃し配信あり)
www.missmakinomiya.com

松原 子育て中はいいんです。ユニクロさんのブラキャミなんてすごくよくできていますから。でも、問題は子育てが終わってから。せめて1週間のうち半分くらいは、いろんな色や形の下着を着てみませんか? って。

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 下着によって顔つきも変わってくるんです。スポーティなブラジャーのときはキリッと締まり、レースでふわっと柔らかなブラジャーのときはやさしい顔になる。胸と表情筋ってつながっているんじゃないかなと思うんです。

渡辺 でも、子育てを終えた頃には、体形も崩れちゃって、別にきれいなもの着けてもしょうがないって、やさぐれた気持ちに(笑)。

松原 大丈夫。日本の下着売り場は、国産、インポートものを含め、すごく種類が豊富ですし、絶対に自分の体形に似合うもの、気に入るものがあるはずです。

女性のボディラインが変わってくる、「38歳」という節目

松本 でも、私たちのように50代以上になると、更年期の問題も関わってくる。おしゃれなものを着けようとしても後ろのホックに手が回らない! とか(笑)。それで私、ブラキャミばっかりになっちゃってます。

野宮 私は一見痩せて見えるけど、結構皮下脂肪があって。年を取るごとに肉質が柔らかくなっていくのを感じてる。

松原 だいたい38歳が女性の体の変わり目なんです。徐々にホルモンバランスが崩れてくるのがその頃。そして、閉経を迎える45歳から55歳くらいの間が更年期。脂肪が付いて肉質が柔らかくなっていくわけです。最初はお尻、腰。そこから、おなか、太もも、二の腕、バストの下。そして、背中。

 だからこそ、下着が重要になってくる。体の線の崩れを防ぐためにも。ちゃんとした下着でいれば崩れる速度が弱められる、といわれています。

松本 それはよくわかるんです。でも、締め付けられるのはイヤなんです。

野宮 皮膚がだんだん乾燥してくるからかゆみが出てきたりして、ちょっとでもタイトだったりすると不快になったりするよね。更年期の時期は敏感だから。

松本 それに私は座骨神経痛もあって。とにかく、どこも締め付けたりしたくない。解放したい。それがいちばん大事なんです。