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「日本のショーツは小さすぎ」「輸入モノにレースが多いのは…」アラフィフが知らない下着の“常識”

「日本のショーツは小さすぎ」「輸入モノにレースが多いのは…」アラフィフが知らない下着の“常識”

野宮真貴61歳 & 松本孝美56歳 & 渡辺満里奈50歳の『大人の女史会』にようこそ。

note

松原 わかります。ホルモンバランスが崩れると感覚や体質、体形が変化しますから、締め付け感やワイヤーの堅さが気になったり、チクチクするのが気になったり。

 ただ、ひとつお伝えしておきたい言葉があるんです。「女性のピークは65歳」と言った人がいます。『フランス人の40歳からの生きる姿勢』という本を書いたミレイユ・ジュリアーノさん。女性としていちばん輝くのは60代になってからで、年寄りとは90歳以上のことを言うのだと。

渡辺 つまり、ピークを過ぎた65歳以降は、性別が関係なくなるってことなんですかね……。

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まつもとたかみ/1965年大阪府生まれ。80年代後半、ソニーなどの名CMでCM女王と呼ばれる。初の著書『暮らし彩る「大人のままごと」』(光文社)が発売中。『週刊文春WOMAN vol.11(2021年 秋号)』ではグレイヘア企画にも登場。

松原 そんな悲しいことではないの(笑)。要するに、もっとハッピーなことが待っている、と。

 なので、下着を替えることで少しでもそういった悩みの解消につながればいいなと私はいつも思ってるんです。各下着メーカーも悩みに寄り添う商品の開発に取り組んでいますし、おしゃれ感があるものも増えてきています。そこで、本日は、事前にお伺いした皆様のお悩みに合わせた下着をいくつか持参しました。

一同 わあ~!

「ブラジャーがずり上がってくる」への答え

松原 ではまず野宮様。野宮様は、「ブラジャーがずり上がってくる」のがお悩みだと伺いました。

野宮 はい。バージスライン(バストの下のライン)が曖昧になってきたので、サイズピッタリのブラジャーでもどんどん上がってきてしまうんです。すると、ワイヤーも当たって痛いですし。それから、脇の下のハミ肉も気になるところ。

松原 そうしたら、いっそのこと、ブラジャーをやめればいいという考え方で、これはいかがでしょう。ワコールの「パルファージュ」から出ているブラレット(写真A)。女性は年を重ねるにつれて「下着は楽できれい」が合言葉。短めのブラキャミのようなもので、ノンワイヤーですからラク。でもホールド感はしっかり。総レースでインポートものっぽい抜け感もあります。

A.ブラがずり上がってしまう人はブラレットを。写真は松原さんおすすめのワコール「パルファージュ」のもの

野宮 ホントだ、ガチガチしてない。柔らか~。

渡辺 インポートものって、レースものが多い印象があるんです。ワイヤーが入ってないものも多いですし。海外と日本では、考え方が違うってことですか?