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「日本のショーツは小さすぎ」「輸入モノにレースが多いのは…」アラフィフが知らない下着の“常識”

「日本のショーツは小さすぎ」「輸入モノにレースが多いのは…」アラフィフが知らない下着の“常識”

野宮真貴61歳 & 松本孝美56歳 & 渡辺満里奈50歳の『大人の女史会』にようこそ。

note

松原 そもそも西洋人と日本人は骨格が違いますし、バストの柔らかさも違います。日本女性の乳房は脂肪が多くて柔らかく、西洋の方は乳腺が多くて固い。だから、寄せて上げる下着を作るのがすごく上手なんです、日本のメーカーは。

渡辺 そうか。向こうの人はダラッとしないんだ。

松原 いずれはみんな崩れるんです、西洋の方も。ただ、欧米のブラジャーは補正用のワイヤーがガチガチに入っていないものが多く着心地がいい。そういう意味で、もうひとつおすすめなのは「ハンロ」のブラキャミ(写真B)。レースも付いてなくてシンプルです。

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B.つけ心地の良さ、上質な素材、シンプルおしゃれなデザインを兼ね備えた「ハンロ」のブラキャミとショーツ

渡辺 うわ! おしゃれ! 

松原 ハンロはショーツもおすすめ。生地がいいですし、丸編みで縫い目がない。野宮様、松本様から、そけい部の締め付けにストレスを感じるという悩みがありましたが、これなら大丈夫じゃないかなって。

「パンツは小さいほうがいい」という考えから脱却を

松本 実は私、ハンロのボクサータイプを穿いてます、いま。しかもL(笑)。本来はMなんですが、座骨神経痛があるので、とにかく大きいショーツが欲しい。日本のって、大きいサイズがなかなかないんです。XLでも結局小っちゃい。見た感じは大きいんですが。

松原 小っちゃいパンツの方がかわいいという感覚から、日本のメーカーの人たちは、まだまだ抜けきれてないと思うんです。穿いてみるとお尻の肉が出て、ちっともかわいくないのに。

野宮 そうなの!

松原 そういうかわいいショーツがピッタリ合う時期なんて人生でほんの1年くらいなものなんです。

渡辺 短っ(笑)。

松原 1年はちょっとオーバーな言い方ですが(笑)。

渡辺 でも、10代後半から20代前半くらいまでですよね、きっと。

松原 それ以降は、大きくてエレガントなものが似合うし、そういうのがいちばんいいショーツなんです。

一同 そうそう!(拍手)

※続きは発売中の『週刊文春WOMAN vol.11(2021年 秋号)』にて掲載。後半では、松本孝美さんのような「座骨神経痛に悩む人におすすめのガードル」、渡辺満里奈さんのような「チクチクやムレが気になる人におすすめの肌にやさしい下着ブランド」などをご紹介します。

お話を伺ったのは……伊勢丹新宿店 初代ボディコンシェルジュ松原満恵さん
1945年長野県生まれ。伊勢丹新宿店で長く婦人肌着コーナーに在籍し、バイヤー、マネージャーを経て、56歳で初代ボディコンシェルジュに就任。定年後も70歳まで働き、「世界一オッパイを見た魔女」の異名で知られた。

text:Izumi Karashima  photographs:Miki Fukano  
hair&make-up & styling: Tsukasa Mikami(Watanabe)

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この会で話してほしいテーマ、お悩みを woman@bunshun.co.jp(件名を「大人の女史会」に)もしくは〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3-23「週刊文春WOMAN」編集部「大人の女史会」係までお寄せください。匿名でも構いませんが、「年齢・性別・職業・配偶者の有無」をお書き添えください。

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