あとで聞いたところ、「ここ空いてるからここに仕事入れよう」ってテトリス感覚でスケジュールを埋めてたみたいです。
些細な違和感が積み重なり…
——牧さんも、たくさん来るゆりやんさんへのオファーに応えなきゃという気持ちが強すぎて、ゆりやんさんのケアを考える余裕がなかったのかもしれませんね。
ゆりやん あと、牧くんが担当している矢野・兵動の兵動さんがが出演する心霊スポットのロケに付いて行く前、電話で「牧くん大丈夫?」って聞いたら「怖いのがめっちゃ嫌いなんです」って言っていて。心配やったんで、しばらく経ってもう1回電話して「大丈夫?」って聞いたら、「僕、さっきから鼻血が止まらないんです。……まぁ、僕が鼻くそほじってたからなんですけどね」ってふざけてきて。「心配してたのになんやねん!」って思ったりもしました。
――(笑)。そういう些細な違和感が積み重なっていったんですね。
ゆりやん そうなんです。留守電も変なんですよ。留守電になる時に流れる音声って、淡白じゃないですか。やから、「牧くん、喋り方がかわいいから、自分の声にしたほうがいいんちゃう?」って提案したら実行してくれてるんですけど、自分で「留守番電話に接続します」っていう一文も言ってるんです。今、出ないと思うので、ちょっとかけてみますね。
――はい、お願いします。
ゆりやん (電話の呼び出し音がしばらく流れて)……あ、出てもた!(笑)
牧 牧です、お疲れさまです。
ゆりやん 留守番電話が聞きたいので、電話に出ないでもらっていいですか?
牧 あぁ、すみません。1回切り……(ゆりやん、速攻で電話を切る)
――(笑)。
ゆりやん いつもこんな感じなんです(笑)。もう1回かけますね。
再度、牧さんへ電話。「留守番電話に接続します」という従来のメッセージが流れたあと、牧さんの声で「留守番電話に接続いたします。お名前、ご用件をお願いいたします。のちほど、牧のほうから折り返します。失礼します」とのメッセージが……。
ゆりやん ドアホ!(と電話を切って)あはは! あっ、そうや、もう1つ思い出しました。
ミキがマネージャーのことをイジり、注目されるように
――次から次へと出てきますね。
ゆりやん 私、牧くんのTwitterをブロックしてるんですよ。ミキさんが大阪にいた頃、牧くんが担当していたんです。ミキさんがちょうど全国区のテレビ番組に出始めた頃で、ミキさんがラジオとかテレビで牧くんのことをイジってたら注目されるようになったんですね。それで、「よしもとマネージャー牧」で登録してる牧くんのTwitterアカウントのフォロワーがどんどん増えていったんです。
ある時、牧くんのアカウントを見てみたら、ミキさんのファンのかわいい女の子のつぶやきばかり「いいね」してたんですよ。それで電話して、「ミキさんのファンの人に人気やっていうだけでTwitterやってるやんなぁ? 私がつぶやいてる告知、なんにもリツイートしてないやん」って指摘したら、「すみません! ゆりやんさんの告知もします」って返ってきたんです。