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「水曜日のダウンタウン」に出演、無表情なドッキリ仕掛け人の“知られざる苦労”《「人がいる」が結局一番怖い説》

白畑真逸さんインタビュー #1

2021/10/20

 クローゼットやベッドの中、自動車の後部座席に無表情で佇む不気味な男……。バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」の人気コーナー「人がいる」シリーズで、ドッキリ仕掛け人となる“いる人”を演じているのが俳優の白畑真逸(しらはたしんいち・55)だ。“いる人”役に抜擢された経緯、ターゲットのそばで佇む間に抱く想い、どこまでも無表情・無動作を貫くことになった理由などについて、話を聞いた。(全2回の1回目/後編を読む

©️文藝春秋

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「ベッドの下でずーっと待つ企画」という連絡が来て

――「人がいる」シリーズの“いる人”役は、オーディションみたいなものがあったのですか?

白畑真逸さん(以下、白畑) オーディションではないです。ただ、その前から「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)とか、バラエティ番組のドッキリ企画の仕掛け人をちょくちょくやってはいたんです。たとえば、芸人さんがインタビューを受ける時、ライターと編集者が手錠で繋がれていたらどんな反応をするか、みたいな企画とか。

 そうしたら事務所の社長に、「水曜日のダウンタウン」(TBS系、以下「水ダウ」)のスタッフから「ベッドの下でずーっと待っていられるような企画をやれる人を探している」という連絡が来て。社長は僕だったらイケるんじゃないかと思ったそうで、「こういうオファーが来ているけど」と言われて「なんでもOKです」と返事したんです。

――即答ですか。

白畑 それほど過酷な企画だとは思わなかったし、あくまで仕事の一環として捉えていたので。あんまり深くは考えなかったですね。

――事務所の社長が所属俳優のなかから白畑さんを推してくれたわけですけど、「水ダウ」のスタッフのほうは「イメージ通りだ!」みたいな反応はしてくれたのでしょうか?

白畑 特にそういうことは言われなかったですけど、ちょっとしたハプニング的なもので評価されたというか。