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スケートボード王者・堀米雄斗の父が、突然息子から離れたワケ「うちは英才教育とは真逆です」「五輪は見ずに河川敷でサイクリング」

堀米亮太さんインタビュー #2

2021/10/24
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「自発的な部分を大事にしていってほしい」

――亮太さんが今のスケートについて思うことは。

堀米 スケートボード全体が、もう手がつけられないくらいレベルが上がっちゃっていると僕は思うんですよ。毎日インスタグラムで、全然知らない名前のスケーターがとんでもないトリックを出してくるじゃないですか。

 そういうのってすべて自発的な部分だと思うんです。だから自発的な部分を大事にしていってほしいというのがものすごく強いですね。スケートボードって上達するのが難しい。だからこれからスケートを始めた人たちが途中でやめないために、スクールとかはすごくいいと思うんです。

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 そういう受け皿がないと、やることがわからなくて、せっかく興味を持ってくれた人が離れちゃうと思うんですよ。

©今井知佑/文藝春秋

自発的ではないスケートには限界がある

――なるほど。

堀米 親が「やれやれ」みたいな(スパルタな)感じはちょっとな……って。まあ僕もそういう感じだったんで反省しているんですけど。厳しい親って僕以外にもいっぱいいました。子供は親が怖いから、なんとかやろうとするんです。それで結果うまくはなるんですよ。うまくなるんだけど、そのやり方には限界があるんです。結局あるところで止まっちゃう。絶対に自発的な部分にはかなわないですから。

――ありがとうございます。最後に今後の活動予定を聞かせてください。

堀米 スケートスクールのチャンスがあったらやっていきたいです。せっかく覚えてくれたんだから途中でやめないようにしたい。それで自発的に動いてくれるスケートというのを教えたいですね。

©今井知佑/文藝春秋

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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