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学校帰りにプリクラを撮ったら“大目玉”

ーーやはり、学校は令嬢ばかりでしたか。 

尾花 お嬢様だなと思ったことはないんですけど、中学、高校になると「みんな、ブランドのお財布を使ってるんだ……」って。うちは母がブランドものに興味が無くて、子供に持たせる感じではなくて。ちょっと羨ましかったですけどね。 

ーーお話を聞くと、お小遣いもそんなにもらってない感じですね。 

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尾花 お小遣いではなく、必要なものがあったら親に言って買ってもらっていました。ただ、父が少し厳しくて、母に言っても、父のほうからダメ出しされると本当にダメで。働き始めるまで、そんな感じでしたね。 

 

ーーお父様がダメ出しするものってどんなものでした? 

尾花 携帯電話は、特に厳しかったです。高校を卒業するまでダメって言われていたんですけど、バレエで遅くなるので連絡ツールとして持たせてもらえることになって。学校の友達は、小学校の頃から持っていましたね。 

ーーでは、欲しいものはバレエ用具とか。 

尾花 バレエ用具は欲しかったですね。トゥシューズは結構すぐ潰れちゃうので、しょっちゅう買ってもらっていたなと思います。バレエ用具は安くはないので、いま思えば贅沢させてもらっていました。 

ーー学校帰りに、友達と遊んだりするお金などは。 

尾花 帰りにどこかに寄ったり、制服のまま外で遊んだりするのがNGな学校だったんですよ。たまに学校帰りにプリクラを撮っている子もいたけど、そんなことをしてバレたら大目玉です。だから、“制服ディズニー”とかめちゃくちゃ憧れていましたもん。でも、ほとんど学校が終わったらバレエだったので。 

 

ーーバレエ留学もされていますよね。 

尾花 高2のときにカナダへ。自分としては海外でバレエをやりたかったので、そのまま卒業して、バレリーナになりたかったんですけどね。 

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撮影=橋本篤/文藝春秋

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