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「リスナーは見つけたら殴ってください」

――番組では、渡辺さんがさらに乗ってきているような感じがします。いい意味で、当たりが強くなっているというか。

渡辺 やっぱ年々、雅紀さんの反応も悪くなってきているんで、強めにいかないと返ってこない時があるんですよ(笑)。1回で聞き取ってくれないとか、ありますし。

――渡辺さんが長谷川さんに対して最近言った言葉を並べると……「ドブじいさん」「クソ作り人間」「バカ太郎」「クソ野郎」なんてひどい感じばっかりなんですよ(笑)。

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渡辺 やっぱりこの人を見ていると、そういう感じの言葉が出てきてしまうんですよねぇ。実際そうだしなっていうのもありますし。

――「クソ野郎。いいから金出せ」「リスナーは見つけたら殴ってください」って言ってて、文章にするともはや脅迫じゃないかと(笑)。

『錦鯉の人生五十年』では長谷川に対する様々な暴言が飛び交う 撮影:笹井孝祐

渡辺 ろくなこと言ってない(笑)。今のこのご時世に。

――番組の中で渡辺さんが唱えていた「長谷川さんは1回もボケてない説」は、真を突いているんじゃないかと思いました。

渡辺 この人はボケてないんです。間違えているんです。でも、思い返したら、出会ってから1回もボケてないかもしれない気がして。

長谷川 明確にボケるというのは、自分でも基本的にしてないような気がするんですよ。

渡辺 普通に正解を言ってもウケちゃう人なんです(笑)。この人の扱い方をまだ僕もよくわかってないというのが正解かもしれません。

後輩に300円借りていた生活から一変

――先ほどラジオに対する姿勢は変わってないとおっしゃってましたが、お二人の置かれている状況はこの1年で大きく変化しましたよね。

長谷川 それは変わりましたね。錦鯉を結成して今年で10年目ですけど、初の冠番組なんで、始まった時はありがたいなって感謝しました。番組が続いていく過程で、M-1の決勝に行かせていただいて、テレビに出られるようになって。そこは違いますね。

――初期の頃は貧乏話が中心でしたもんね。

渡辺 そうですね、本当に。小銭レベルで、紙幣の話はしてなかったですよ。

――そんな状況からUber Eatsを頼んだ話をするようになって。隔世の感といいますか。

渡辺 確かにそうだ。

長谷川 後輩に300円借りてたのが、デリバリーでピザを頼んだり、Uber Eatsを頼んだりできるまでなりましたからね。

――当初はリスナーさんが「お米送りましょうか?」なんて言ってたぐらいですからね(笑)。

長谷川 お米を送るなんて、令和の話じゃないですよね(笑)。

渡辺 戦前の話みたい。

長谷川 そう考えたら、今はありがたい話ですよ。