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新卒1年目で年収1000万円超、20代後半には2000万円超に…まだまだ強い、外資系企業の「リアルな給料」

2021/11/12

インターンでは、優秀な学生を“一本釣り”

 外資系金融機関は採用も実利的だ。最近は大学生の時に就業を経験するインターンシップ制が増えてきたが、インターン学生の中に優秀な人材がいれば、そのまま“一本釣り”するという。

 前述した通り、世界展開している欧米系金融機関は本社でも各国の現地法人でも基本給は同じだが、株式市場が好調でM&Aが活発なアメリカではボーナスが高くなるなど違いが出る他、その国の物価と税金が加味されて上下するという。

 アメリカは市場環境が良く人材の獲得競争が激しくなっているため、今夏、ゴールドマン・サックスは大卒の初任給(基本給)を11万ドル(1210万円)、モルガン・スタンレー、シティグループなどは10万ドル(1100万円)に引き上げたと米メディアが報じた。

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