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そんな時、反田少年に転機が訪れる。12歳のときに見たドキュメンタリー。
ショパンコンクールの舞台裏を描いた作品に、反田少年は衝撃を受ける。

一気にクラッシックに目覚めた少年は、音楽漫画を読み漁り、突如プロを目指すことに…
当然、反田さんの父親は猛反対した。

だが、反田少年は諦めなかった…

ピアニスト 反田 恭平さん:
父親が、コンクール1位という肩書きを取ってくれば入学を認めてやるよという話だったので、かっさらって全部1位を取って…

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そう、規格外の男は、やるといったらやる!!
国内の数々の賞を総なめにすると、ロシアの音楽院にも首席合格。

 

ついには、世界最高峰のひとつ「ショパンコンクール」を射程に捉えることになる。

あのサムライヘアーも、実は6年前から計画していたという…

ピアニスト 反田 恭平さん:
現地の昔習っていた先生だったり、皆にも言われたけど、やっぱりアジア人の顔は似ている
ということで。ステージに出た瞬間に印象づける…服装とか髪型とか、何らかのポイントで覚えてもらうようにしよう。その中で僕は髪型を選んだんですけれども…

筋肉と脂肪で「理想の音」探し

さらに、己の改造は終わらない…

ピアニスト 反田 恭平さん:
去年ライザップ行きましたね。やっぱり筋肉質の体格になったら音質がどうなるのかなっていう疑問がすごい気になってしまって、じゃあまず体鍛えてみようかなって思って鍛えて…

 

なんと、ピアノの音質を変えるために肉体改造に挑んだのだった。

ピアニスト 反田 恭平さん:
高校卒業した後って、僕44キロだったので、すごい痩せてたんですよね…

キッカケは、ロシアへの留学中に見た、ある大男のコンサートだった…

 ピアニスト 反田 恭平さん:
その(大きな)ピアニストの演奏を聴きに行ったら、5階の1番後ろの立ち見席で聞いたのにも関わらず、もう本当に目の前で聞いているのっていうぐらいの音量だったんですよね。
そのピアニストって、2メートル身長あったんですよね。そもそも僕が170センチぐらいなんですけど、この30センチのハンデっていうものがありまして。
これを埋めるためには筋肉量を増やしたり、脂肪量を増やしたりすることによって、賄えることができるんじゃないのかなと思いまして…