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最後は「シャウシャウタコかいな~そば」

 最後の4軒目は、秋葉原の「清水や」で提供されている「シャウシャウタコかいな~そば」(480円)。

 平日の午前10時頃にうかがうと、「いらっしゃいませ~」と宮田純花店長の透き通った美声の挨拶が飛び込んできた。宮田店長は歌謡曲や演歌の作詞・作曲家・歌手でもある。さっそくネーミングの由来などを聞いてみた。

「シャウエッセンそばの話を聞いた時、娘のお弁当にタコさんウインナーをよく作っていたことを思い出して、即決定しました」と宮田店長。こちらも家族の思い出がルーツのようだ。

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秋葉原の「そば清水や」
宮田純花店長は歌謡曲や演歌の作詞・作曲家・歌手でもある

 登場した「シャウシャウタコかいな~そば」には黒ゴマで目をつけたタコさんシャウエッセン3本と多めのわかめとネギがのっていて、なかなかユニークなビジュアルである。まずアツアツのつゆをひとくち。出汁も感じるしっかりとした口当たりのよいつゆだ。そばは生麺でコシもある。そして、シャウエッセンをかじるとパリッと音がする。タコ足の部分はつゆの味が沁みていてなかなかうまい。

「シャウシャウタコかいな~そば」(480円)
タコの目は黒ゴマだろうかゆでダコくん
「昭和どんぶり」(500円)もすごいビジュアル

「最初はタコ足を曲げるのにフライパンで炒め焼きしていたのですが、いまは茹でるようにして、シャウエッセンの皮のパリッと感を残すように工夫しました」と宮田店長さすがである。

 しかし、壁に貼ってあった「昭和どんぶり」(500円)もすごいビジュアルだ。次回はこれをいただこうと思う。