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「掃除しているのに汚れが落ちない…」そんなあなたに薦めたい!カラテカ入江慎也が伝授する 目からウロコの簡単“家そうじ”術《洗剤選び・便利グッズ・正しいやり方》

『汚部屋がピカピカになると世界が変わる! 業者のマル秘家そうじ』より #1

2021/12/20
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掃除するときにいつも持っていく必需品/基本中の基本!の道具

・薄手のゴム手袋(使い捨て手袋)
 洗剤などから手を守るために、ゴム手袋は必須。さらにニトリル製の手袋なら伸縮性にすぐれ、手にフィットするから作業しやすい。丈夫で油や薬品にも強くおすすめ。

・厚手のゴム手袋
 基本的な掃除は使い捨て手袋で十分だが、薄手なぶん熱が手に伝わりやすいので、酸性漂白剤のつけ置きなど熱いお湯を使うときは、厚手のゴム手袋を使うと安心。

・バケツやおけ
 つけ置き洗いをするときにあると便利。風呂用のおけでもOK。つけ置きは大きなポリ袋でもできるが、バケツは拭き掃除などにも使えるので100 均で買っておこう。

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素材も硬さもいろいろ。上手に使い分けて/汚れをこすり落とすスポンジ・たわし

・メラミンスポンジ
「激落ちくん」のような、水にぬらしてこするだけで汚れや水垢を削り落とせるスポンジ。研磨力が高いため、汚れだけでなく素材を削ってしまうことあるので注意。

・ステンレス繊維スポンジ
 通称「ガリ」。繊維状のステンレスが編み込まれたスポンジ。焦げや頑固な汚れを落とすのに便利。「コゲとりスポンジ」「ラストラーレスポンジ」などの名称で100 均でも買える。

・ナイロン不織布たわし
 ふつうのスポンジで汚れが落ちないときに、傷がつきにくい仕様のナイロン不織布たわしを。硬いものからやわらかいものまで段階があるので素材が傷つかないものを選んで。

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持ちやすく汚れにフィットする形のものを/汚れをごっそりかき出すブラシ

・ツインブラシ
 ソフトとハード、2タイプの毛先が両端についたブラシで、素材や汚れに合わせて毛先を選べる。コンパクトなので溝などの細かい部分も洗いやすい。100 均で購入可能。

・イリエツイン
 ブラシ部分を半分ほどカットした歯ブラシの柄に軍手の指部分を巻きつけたオリジナル掃除グッズ。ブラシ側は網目や溝、狭い隙間などの汚れをかき出すのに最適。キッチンからトイレまで家中で使えるうえ、汚れたらすぐに捨てられる。

オリジナルの掃除道具「イリエツイン」

・その他のブラシ
 手を近づけたくない便器には柄のついたトイレブラシ、浴室の床には安定したグリップで磨きやすいバスブラシなど、場所や用途に合ったブラシがあると効率もアップ。

拭き取る・水気を切るアイテム/掃除の仕上げ&カビ予防に欠かせない道具

・マイクロファイバーのウエス
 本書では雑巾をウエスとよぶ。極細のやわらかい合成繊維を織り上げたマイクロファイバーは汚れを吸着しやすく拭き掃除に最適。拭き跡が残りにくいので仕上げにも。

・スクイジー
 水滴や結露を切るのに使う道具。面にゴムを当てて下へ滑らせることで、素早くきれいに水気を落とせる。浴室の水垢、カビ防止に役立つほか、鏡や窓の掃除にも使える。

・ウエットシート、ウエットティッシュ
 基本的に拭き掃除はウエスで行うが、トイレ掃除のように衛生面が気になる場所は使い捨てできるウエットシートが気楽。ウエットティッシュも用意しておくと便利。

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固形の汚れは洗剤や水を使う前に取り除く/ホコリやゴミを取るアイテム

・掃除機
 ホコリやゴミはぬらすと取れにくくなるので、先に掃除機で吸い取っておくと効率がよくなる。軽量なコードレス型の掃除機ならエアコンや棚上の掃除などにも使える。

・フローリングモップ
 掃除機よりも安価で手軽に床掃除ができるのがフローリングモップ。用途に合わせて

 シートを変えられるのも便利。浴室の天井のように高い場所の掃除にも使える。

・はたき、ハンディモップ
 照明や家具、家電、網戸などには大量のホコリが。拭き掃除の前になるべく払っておこう。持ち手が伸縮するタイプ、静電気の発生を抑えるタイプなど機能もいろいろ。