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2022/01/15

大塚 学生の頃は……でも、やっぱり誤解されることは多かったですね。自分では普通にしているつもりでも、同性からは仕草がぶりっ子と思われたり、男の子と話をするだけでも反感を買ってしまったり。

――そういったイメージとのギャップで、辛さを感じることはありますか?

大塚 デビュー当時は苦しかったです。でも、マネージャーから「それは年齢のせいだよ」ってなだめられまして。「いずれ年を重ねたら、誰もそんな風に言わないからさ」って。なので、今となっては、もしかわいいっていうカテゴリーに入ってるんだとしたら、そのトップを目指したいな、と思えるくらいになっています。

新アルバムは“開き直りの1枚”

――12月に発売された新アルバムにも、そうした心境の変化は反映されていますか?

大塚 今回は、すごく開き直ったアルバムだと思います。

――それは、どういう意味で?

大塚 初期からずっとイメージとのギャップで苦しんで、一番悩んだのが3枚目のアルバムくらいのときなんです。そこからちょっとずつ回復してきて、5枚目までいったんですけど、そこでやっぱり疲れてしまったので、1回出産でドロンして。そこからまたイメージ変えていこうと思って6、7、8と頑張ってきたんですが、「やっぱり変わんないな」って(笑)。それで開き直ったのが今回のアルバムという感じです。

2021年に行われたライブ「LOVE IS BORN ~18th Anniversary 2021~」

――開き直りの1枚ということですね。ちなみに、大塚さんが「こんな人になりたいな」と思う、目標にされている方っていらっしゃるんでしょうか。

大塚 永作博美さんですね。

――永作さん。どういったところに憧れていますか?

大塚 見た目もかわいくて、ちょっと悪魔っぽさもあって、エロチックで。だけど、内面から出る潔さ、かっこよさもありますよね。

――お話を伺っていると、大塚さんにもそうした一面があるように思います。

大塚 私もそこに向かって走ってるつもりなので(笑)。そう思っていただけたら嬉しいです!

後編に続く

大塚 愛(おおつか・あい)

82年大阪府生まれ。シンガーソングライター。『さくらんぼ』『プラネタリウム』など多数のヒット曲を手がけるほか、楽曲提供や絵本制作、イラストレーション、さらには、初めての小説『開けちゃいけないんだよ』を「小説現代」(2020年9月号、講談社)に寄稿するなどマルチに活躍。2021年12月8日にオリジナルとしては約4年ぶりとなる9thアルバム『LOVE POP』をリリース。

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