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依存症子が明かした“堕ちたきっかけ”「女子高生時代にイラン人から『痩せる薬あるよ』と…」《整形、薬物、闇カジノ…依存症のリアル》

依存症子に『文春オンラインTV』が直撃インタビュー! #1

整形のリスク「バッグは劣化、マンモグラフィーはできない」

――今のところそのままという感じですか?

依存症子 そのままです。これから整形を考えている皆さんに本当に注意してほしいなと思うんですけど、女なので、当然乳がん検診とか子宮がん検診とか行くんですけど、胸にバッグが入っているので、マンモグラフィーができないんです。上から挟む乳がん検査ができない。あと、どうしてもバッグは劣化します。

 エコー検査の時に先生から「これ、オペした医者は今いる?」って聞かれたことがあったんです。「いや、もう辞めちゃってます」と言ったら、「そうだよね。ちょっとこれバッグが劣化してきてるから」って。フニャフニャしてきちゃう。自分で触っても分かるんです。これが駄目になった時は取り出すしかないんですよね。だから、これから豊胸を考えている人は、大手のところに行ったほうがいいなと思います。

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――アフターケアがしっかりしているところに。

依存症子 そう。じゃないと私みたいに年取った時に困るよっていう。そういうリスクを全く考えずに入れたので。だから、今も駅とか歩いてて、コケて、鼻からバーンといって折れた時に、担当医がいないからどこへ行ったらいいか分からない。本当に浅はかとしか言いようがない。

――それも全然抵抗なく?

依存症子 なかったですね。ただ、その頃すでに向精神薬を結構飲んでいたので、感覚がマヒしていたと思います。

24、25歳の頃には六本木のキャバクラに勤めていた

違法薬物で睡眠障害に。向精神薬をオーバードーズ

――向精神薬を飲み始めたきっかけを教えていただいていいですか?

依存症子 大麻やRUSHはそんなことないのですが、違法薬物をやっていると眠れなくなるんです。なので、寝ないと夜の仕事に行けないと思って、睡眠薬や向精神薬を内科にもらいに行っていました。

 夜の仕事ならではのことかもしれないんですけど、お客さんにお医者様がいたので、変な話、診察しないで出してもらったりというのが厳しくない時代だったんです。もうその頃から飲む薬の量が尋常じゃなかったので。言ってることもたぶんちょっとおかしいし、呂律も回らないし。

――自分ではその状態にはあまり気づいてなかった?

依存症子 気づいてないです。

――周りから指摘されたりということもなかったですか? 

依存症子 当然されます。「言ってることおかしいよ」とか、「昨日はこう言ってたのに今日は違うこと言ってるよ」とか。でも、自分に聞き入れる余裕がないんですよね。余裕がないというか、「え、そんなこと言ったっけ」みたいな。そうすると、人はどんどん離れていきますよね。「あいつ、昨日と言ってること全然違うけど」って。

――確かに。

依存症子 どんどん孤独になって、孤独が依存症にもっと拍車をかけていきました。

#2へ続く

©️文藝春秋

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