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 このほかにも、日向坂46の影山優佳(5月8日生まれ)と河田陽菜(7月23日生まれ)、AKB48のエースと目される小栗有以(12月26日生まれ)、昨年、日韓合同のアイドルグループ・IZ*ONEでの活動が終了し、それぞれの古巣であるAKB48とHKT48に復帰した本田仁美(10月6日生まれ)と矢吹奈子(6月18日生まれ)、ハロー!プロジェクトではモーニング娘。'22の羽賀朱音(3月7日生まれ)やアンジュルムの佐々木莉佳子(5月28日生まれ)など、この年代の女性アイドルは数多い。日韓で活躍するガールズグループであるNiziUでも、MAKO(4月4日生まれ)とRIO(2月4日生まれ)が今年の新成人にあたる。

NiziUのMAKO(2段目中央)、RIO(3段目中央) 

キムタク&静香の長女、山之内すず、生見愛瑠

 男性アイドルに目を向ければ、ジャニーズ事務所のグループでは全体的にメンバーの平均年齢が上がっているせいもあってか、意外とこの年生まれがいない。そのなかにあって、昨年、結成4年目にしてCDデビューを果たしたなにわ男子では、大西流星(8月7日生まれ)が数少ない新成人にあたる。大西はグループでの活動の一方で、個人でもドラマやバラエティに出演し、また2025年に開催予定の大阪・関西万博の有識者懇話会の委員も務める。

 芸能界の新成人にはこのほか、木村拓哉・工藤静香夫妻の長女でフルート奏者・モデルのCocomi(5月1日生まれ)、タレント・モデルの山之内すず(10月3日生まれ)と生見愛瑠(3月6日生まれ)などがいる。

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山之内すず 『すずのこと。』(宝島社)

 山之内と生見は、いまやバラエティで引っ張りだこで、SNSでも積極的に発信し、同世代からカリスマ的な人気を集める。しかし、2人ともここにいたるまでには人知れない努力を重ねてきた。

 生見はティーンズ雑誌のモデルを始めた頃には、編集長から「君にはオンリーワンの価値がない」と言われ、泣きながら帰ったこともあったという。だが、それを機に、自分に似合う服や着こなしを考えるようになり、ストリートカジュアルという枠を見つけたことで一気に人気が上がった(『an・an』2021年3月3日号)。

 山之内も明るいキャラからすると意外だが、本人いわく《あまりメンタルが強くなくて。考え込んでしまう性格なので(笑)、心を整えたり感情を言語化するために》脳科学や心理学の本をよく読んでいるという(『週刊文春』2021年5月27日号)。